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台風を制御しエネルギー源に 名大など産学合同で夢の計画

2021年9月22日 16時00分 (9月22日 16時00分更新)
タイフーンショット計画のイメージの一部=横浜国立大の筆保研究室提供

タイフーンショット計画のイメージの一部=横浜国立大の筆保研究室提供

 台風の勢力を災害が起こらないレベルにまで人工的に抑え込み、エネルギー源として活用する−。こんな夢物語のような研究プロジェクトが進められている。その名は「タイフーンショット計画」。産学合同のチームで取り組んでおり、名古屋大も参加している。チームの研究者らは「二〇五〇年には実現したい」と意気込んでいる。 (梅田歳晴)
 最強クラスの台風が日本に近づく。無人飛行機から台風の勢いを減衰させるため、例えばドライアイスなどといった暖気を冷やす物質を大量に投下。海では無人船が、風を利用して発電をしている。台風の勢力は衰え、日本に近づくころには、災害の脅威はなくなっている−。
 チームはこんな未来社会を思い描く。プロジェクト名のタイフーンショットは、挑戦的な研究開発を意味する「ムーンショット」という言葉にちなむ。ムーンショットの元々の語源は、米国のアポロ計画におけるケネディ大統領(当時)の「一九六〇年代中に月に人を送り、無事に地球に帰還させる」という演説にさかのぼるという。
 「野心的で夢も意義もある重要な研究」と評するのは、チームメンバーの坪木和久・名大教授(気象学)。坪木教授は、航空機で台風の目に入っ...

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