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九谷焼絵付け 作家が先生に 小松で福島武山さん 教室

2021年9月22日 05時00分 (9月22日 10時51分更新)
参加者に絵付けを教える福島武山さん(右)=小松市サイエンスヒルズこまつで

参加者に絵付けを教える福島武山さん(右)=小松市サイエンスヒルズこまつで


 九谷焼の伝統技法「赤絵細描」の絵付け作家、福島武山さん(76)=能美市佐野町=によるワークショップが二十日、小松市サイエンスヒルズこまつで行われた。県内を中心に十人が参加し、飯わんに赤絵をあしらう絵付けを学んだ。
 小松市と能美市で開かれている合同芸術祭「クタニズム」の一環。福島さんは幕末から明治期に流行した赤絵細描を五十年以上にわたり追究。赤一色の微細な濃淡で立体的な図柄を描くなど赤絵の第一人者として知られる。
 起き上がり小法師や紙風船などが骨描(こつが)きされた直径十二センチの飯わんを用意。参加者は、細い筆で円を重ね合わせる七宝文様をあしらったり、黄色や緑の和絵の具で丁寧に絵付けしたりした。緻密な作業が求められる中、時折福島さんが手を貸し、その技に参加者らは見入っていた。
 参加した渡辺嘉樹さん(48)は「九谷焼の技術の高さに圧倒された。終始手が震え、難しかった」と振り返った。福島さんは「まずは絵付けを楽しんでもらうこと。九谷焼のファンを増やしていきたい」と話した。 (久我玲)

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