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ソフト金・後藤希友“全力始球式”に思う…残り25試合で借金12 中日は自分達の存在意義と戦う目的問い直せ

2021年9月22日 10時05分

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セレモニアルピッチに臨む東京五輪ソフトボールで金メダルを獲得した後藤希友

セレモニアルピッチに臨む東京五輪ソフトボールで金メダルを獲得した後藤希友

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って ◇21日 中日2-3阪神(バンテリンドームナゴヤ)
 うなる102キロを、プロのブルペン捕手が捕り損ねた。この日のセレモニアルピッチは、東京五輪ソフトボール日本代表の後藤希友投手(トヨタ自動車)だった。直前にスパイクに履き替え、気合十分の金メダリストは、打者役がドアラだろうと全力で投げた。
 「試合と同じ気持ちで全力で投げました。オリンピックとは違った緊張感がありましたが、すごく楽しかったです!」
 初体験にご機嫌の20歳。さて、その球を受け止めきれなかった前田章宏ブルペン捕手のコメントである。
 「距離が(野球より)近いし、ボールがものすごく速かったです。腕の振りも速いし、投げた瞬間に『ウワッ』と身構えてしまう感じでした。軌道が野球とは違うし、捕球できませんでした」
 よくバラエティー番組などでソフトボールの投手と野球選手が対決しているが、まず歯が立たない。テークバックを取っていては間に合わないのだ。普段は150キロを当たり前に捕っている本職といえども、下から出てくる102キロは勝手が違ったようだ。
 5連勝からの5連敗。同じトヨタ自動車出身の吉見一起さんに、教えてもらったことがある。GAZOO SPORTS(硬式野球やソフトボールを含め、トヨタ自動車が携わる企業スポーツの総称)には、アスリートが守るべき「5つの精神」があるそうだ。
 ルールを守り、正々堂々と戦う「フェアプレー」の精神
 自分以外の誰かのために戦う「フォアザチーム」の精神
 泥臭く、粘り強く、最後の最後まで戦う「ネバーギブアップ」の精神
 負ける悔しさを知っている者だけがもつ「負け嫌い」の精神
 自分達を支えてくれる全ての人に対する「報恩感謝」の精神
 残り25試合で借金12。苦しいのはわかっている。だけどいま一度、自問してもらいたい。自分たちの存在意義と、戦う目的を―。

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