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【大相撲】驚異の粘りを見せた宇良に…照ノ富士「よく頑張ってきたな」似た境遇の『戦友』いたわる

2021年9月21日 19時44分

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照ノ富士(右)に上手投げで敗れる宇良

照ノ富士(右)に上手投げで敗れる宇良

◇21日 大相撲秋場所10日目(両国国技館)
 豪快に横綱照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=が左からぶん投げた。宇良の体がひっくり返る。ただ、背中は土俵に付いていない。信じられないような形で粘られたが、横綱は「まだ余裕あったんで」と落ち着いたもの。左手で突き放すように、最後、決着をつけた。
 業師と言われる相手。何をしてくるか分からない。「いろいろやってくるだろうと思ったので、落ち着いて、正面に置いて見ていこうとだけ思っていた」と言う。立ち合いは真っ向から当たってきた。相手の右手を抱え込んで動きは止めたが、まわしは取れない。だが、先の言葉通り、慌てることはなかった。
 宇良が繰り返し肩透かしで崩そうとしてきたが、しっかりと地に足着いていた。足取りにもきたが、思い通りにさせなかった。1分を過ぎ、左上手をつかむと、もう心配なかった。9日目に大栄翔に横綱初黒星を喫したが、引きずることなくしっかり勝ちきった。
 宇良には特別な思いがあった。ともにけがで番付を序二段まで下げた。どこか似た境遇。「よく頑張ってきたなと思います。同じようにけがして、序二段まで落ちて」。宇良が筋力トレーニングにいそしんでいると耳にし、会ったときには筋トレ談義もしたこともあったという。
 そんな2人の初顔合わせ。すごい一番を終え、照ノ富士は「結びで2人で取れたのは良かったんじゃないかな」と、どこか心地良さげに汗を拭った。

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