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新栄から「共生社会」発信 「レインボーフラッグ」ペイントへ 

2021年9月21日 05時00分 (9月21日 09時42分更新)

「白い壁をレインボーに塗って、誰もが幸せになる権利があると新栄から発信したい」と話すスタップチャックさん=福井市中央1で


 スタップチャックJrさんが計画

 
 福井市中心部の憩いの場・新栄テラスから「共生社会」を発信したい−。米国人のジョージ・スタップチャックJrさんが「新栄レインボープロジェクト」を発足させた。新栄商店街の中のテラスに面する所有物件の外壁を、LGBTQ(性的少数者)の尊厳のシンボル「レインボーフラッグ」の六色に塗る計画だ。「LGBTQだけじゃない。女性差別やいじめに悩む人、コロナ禍で落ち込んでいる人。皆に『ここで応援してるよ』って伝えたい」と笑う。 (北原愛)
 プロジェクトの出発点は福井への感謝。「福井でできた友達、商店街の皆。外国人の僕を温かく受け入れてくれた」と話す。二年前に妻の故郷・福井市へ。ニューヨーク、ロサンゼルスと都会育ちなだけに「ギャップや孤独感で最初は下を向いてばかり」だったが、愛犬の散歩で新栄商店街に足を運んだことが転機となった。「味のある特別な雰囲気でしょ。若い人も呼び込める面白い場所になる」。昨秋から三物件を購入して改装し、今や商店街の盛り立て役の一人だ。
 新栄商店街の魅力を「いろんな店があってお年寄りも若者も外国人も集う、何でもありなところ」と話す。だからこそ「自分に居場所がないと感じている人がいるなら、新栄から応援したい」と思い立った。十一月には娘が誕生する。「子どもや若い世代のため、福井を元気にしたい。そのきっかけになれば」と意気込む。ペイントするのは白い外壁の三階建て物件「OHANA」。十一月中旬から作業に取り掛かり、十二月の完成を目指す。
 OHANAはハワイ語で「家族」の意味。作業などに一緒に取り組むボランティアを募集している。「一人じゃなくて、いろんな人と皆でレインボーを完成させたい。福井の皆が一つの家族になればハッピーだ」と呼び掛ける。参加希望者は電子メール=shinsakaerainbow@gmail.com=へ。

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