4度目の正直…野中一平が弾丸スタート武器に「結果を出したい」【徳山ボート・ヤングダービー】
2021年9月21日 06時00分
山口県・徳山ボートのプレミアムG1「第8回ヤングダービー」は21日、開幕する。勝率上位の6人で争う初日12Rのドリーム戦は、1号艇を手にした上田龍星が中心。インからSを踏み込んで押し切りを狙う。前検から好気配の上條暢嵩が逆転候補の1番手。6秒83で前検1番時計をマークしたのは高田ひかる。エース54号機を手にした関浩哉は6秒85で2位。中村晃朋、馬場剛、松井洪弥、吉川貴仁らの気配も良かった。
◇
今年こそ、成長した姿を全国のファンに見せつける。弾丸スタートを武器に4年連続出場となる野中一平(26)=愛知=が「ここ1、2年で自分なりに成長したと思っている。今回は結果を出したい」と語気を強めた。
それもそのはず。過去3回のヤングダービーは3年前の浜名湖大会、昨年のびわこ大会と2度もフライングで散った。2年前の三国大会では節間1勝も挙げられずに予選落ち。晴れの大舞台も野中にとっては悔し涙しか記憶にない。
3期連続でA1級をキープ。着実に力を蓄え、このヤングダービー選考期間で6・78の勝率をマークし、ドリーム戦6号艇にシードされた。スタート練習はスロー1本、そしてダッシュ2本。スリットからのぞくことはないが、伸びで極端にやられることもない。
「豊田選手が伸びた。スリット付近は普通。レスポンス(反応)が鈍くて起こしが気になる」と2連対率33・3%の38号機に冷静な前検ジャッジ。それでも補えるだけの勢いが今、野中にはある。先月のとこなめ・お盆レースから前節の浜名湖・一般競走まで4連続優出中だ。「リズムはいい方。何より気負いがないし、地に足がついて落ち着いている。攻めるレースをしたい」
舞台は3年ぶりに走る徳山。持ち前のスタート勘に磨きをかけ、まずはドリーム戦で大外から得意のダッシュ強攻で存在感を示す。
【合わせて読みたい】
◆21日12Rドリーム戦は上田龍星がインから押し切り狙う【徳山ボート・ヤングダービー】
◆前節転覆で負傷帰郷の吉田凌太朗間に合った「出る限りは頑張ります」【徳山ボート・ヤングダービー】
◆大山が強豪男子ねじ伏せる・PG1ヤングダービー開幕迫る!
◆21日12Rドリーム戦は上田龍星がインから押し切り狙う【徳山ボート・ヤングダービー】
◆前節転覆で負傷帰郷の吉田凌太朗間に合った「出る限りは頑張ります」【徳山ボート・ヤングダービー】
◆大山が強豪男子ねじ伏せる・PG1ヤングダービー開幕迫る!
関連キーワード
おすすめ情報
-
江戸川ボート、今節の全レース中止打ち切りを発表 台風接近のため
2022年8月12日
-
2022年8月10日
-
【まるがめボート】苦節26年、強豪・香川がG1初優勝 次の目標は「賞金女王」
2022年8月8日