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照ノ富士を攻略するにはこれしか…大栄翔“お手本”の横綱攻略「まわしを取られたら勝てない」【大相撲秋場所】

2021年9月20日 19時48分

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阿武咲(右)が押し出しで妙義龍を破る

阿武咲(右)が押し出しで妙義龍を破る

◇20日 大相撲秋場所9日目(両国国技館)
 難攻不落の横綱照ノ富士を攻略するにはこれしかない。前頭4枚目・大栄翔(27)=追手風=の一途な押しが、ついに新横綱の連勝に待ったをかけた。
 絶対に差させない、まわしを取らせない。右四つとなれば無敵の照ノ富士に対するお手本のような内容だった。
 頭をつけ合う体勢となっても、照ノ富士の圧力を膝を曲げてグッとこらえた。「まわしを取られたら勝てないと思ってたんで。迷わず攻められてよかったです。最後の最後まで、勝つまでは全力を出して」。左からのど輪で起こし、すぐさま左右のはず押し。照ノ富士はあきらめたように土俵を割った。
 突き押し一本で初優勝を飾ったのは1月の初場所。ただ、その後の3場所で勝ち越しは一度きり。一躍、大関候補となったものの、今は平幕に落ちている。
 「自分はほんと格下なんで、思い切っていくしかないんで。胸を借りるつもりで思い切って自分の相撲を出すだけ」
 自分の相撲は何なのかを見つめ直し、改めて挑戦者として挑んだ結果。八角理事長(元横綱北勝海)も「大栄翔をほめるべきでしょう」と内容を高く評価した。
 昨年4月から日大の大学院に進学。総合社会情報研究科で「ファミリービジネス」を学んでいる。場所前はオンライン授業にいそしんだ。順調にいけば来春に卒業する。修士論文も「だいたい固めてます。相撲に関連したことで書こうと思ってるので。決まったら言います」と準備を進めている。
 将来に向けてもそうだが、現役力士としても「学ぶことによって考え方も変わる。相撲でも何か変わっていると思う」と成長を実感している。
 3個目の金星を素直に喜べないところも、成長の証しでもある。「常に三役にいたいんで。戻りたいと思ってます」。これを上昇のきっかけにするつもりだ。

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