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七尾城まつり 茶文化発信 本丸跡への花壇に茶の苗植栽

2021年9月20日 05時00分 (9月20日 11時07分更新)
茶の苗を植栽する地元住民ら=七尾市矢田町で

茶の苗を植栽する地元住民ら=七尾市矢田町で

 戦国時代の巨大山城跡として知られる七尾市の国史跡・七尾城跡などで19日、七尾城まつりがあった。80回目の節目を記念し、本丸跡(標高約300メートル)に向かう県道沿いの花壇に茶の苗を植栽。室町時代から続くとされる茶の湯文化の発信を目指す。 (稲垣達成)
 七尾城まつり実行委員会によると、室町時代に畠山義元、義総(よしふさ)に仕えた丸山梅雪(まるやまばいせつ)が京都から茶の湯文化を持ち込み、七尾で広めたとされる。「調度丸(ちょうどまる)跡」では茶道に使う天目茶わんが出土したほか、ふもとの古屋敷町、古城町では生け垣に茶の木が使われるなど茶との関わりが深いという。
 こうした歴史文化を発信しようと、節目の記念事業の一つに茶の苗の植栽を企画。実行委の飯田伸一会長や政浦義輝実行委員長、茶谷義隆市長ら約三十人が参加し、県道沿いの花壇に高さ三十〜四十センチの「ヤブキタ」の苗六本を植えた。飯田会長は「七尾にはにぎやかさが必要。七尾城跡を情報発信の拠点にしたい」と語った。
 来春にはさらに茶の苗を植える。収穫まで二年ほどかかる見通しだが、収穫後はふもとの「懐古館」で茶会を企画するなど七尾城跡の魅力発信に取り組む。
 七尾城まつりでは、安寧寺跡と城山神社(本丸跡)で神事も実施。大手道(旧道)に設ける休憩所の愛称の募集も同日始まり、矢田郷地区まちづくり協議会で十月十日まで受け付けている。採用者にはオリジナルTシャツが贈られる。

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