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強烈のど輪に横綱照ノ富士のけぞったが新横綱無傷の勝ち越しは1949年夏以降6人目【大相撲秋場所】

2021年9月19日 19時58分

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玉鷲(左)の攻めを耐える照ノ富士

玉鷲(左)の攻めを耐える照ノ富士

◇19日 大相撲秋場所8日目(両国国技館)
 玉鷲の強烈な右のど輪に、横綱照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=は天井を見上げるほどのけぞらされた。俵に足がかかり、もう崖っぷち。だが、玉鷲の破壊力をもってしてもそこまでだった。
 「冷静に取れたかなと思います」。そう振り返ったように、慌てず騒がず。照ノ富士は左からおっつけながらのど輪を外すと、もろ差しへと体勢を逆転。そこからは盤石の寄り。新横綱場所で初日から無傷の勝ち越しを決めてみせた。
 新横綱で8日目に勝ち越しを決めたのは、15日制が定着した1949年夏場所以降で6人目。プレッシャーをものともしない快進撃にも「一生懸命やってるだけです。まだ終わったわけではないので」と表情ひとつ変えずに話す。
 1敗で妙義龍、2敗で5人がついてきてはいるが、折り返しを過ぎ、後ろを振り返るようなことはしない。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は新横綱で初日から12連勝したが、惜しくも優勝は逃している。ここからは師匠もできなかった過去8人しかいない新横綱Vへと突き進んでいく。
 照ノ富士のすごいところは、白鵬の休場で一人横綱であるところ。新横綱場所を初日から一人横綱で迎えた力士が優勝すれば、1911(明治44)年夏場所で全勝優勝を飾った太刀山以来、110年ぶりの快挙となる。
 八角理事長(元横綱北勝海)は「ちょっとはひやっとしたんじゃないかな、ほんのちょっとだけどね」と照ノ富士の安定感を高く評価。「いやあ立派ですよね。新横綱でね、自分の相撲を落ち着いて取っているし」。一人旅を続ける照ノ富士につけ入る隙はないようだ。

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