中京大中京がコールド発進 背番「1」山田がカットボール駆使、2イニング無失点好投【高校野球愛知県大会】
2021年9月19日 13時32分
◇19日 秋季高校野球愛知県大会1回戦 中京大中京10―0西春(7回コールド、刈谷)
今春のセンバツ4強の中京大中京が、初戦を7回コールド勝ちで突破。名門の背番号1を背負う山田悠貴投手(2年)は6回から登板し、2イニングを無失点と好投した。
9点リードの6回、4番手でマウンドに上がった。初回を遊ゴロ、三ゴロ、二飛とわずか9球で三者凡退。続く7回は先頭に左前打で出塁を許すも、後続を空振り三振、遊ゴロ、一ゴロに打ち取った。落ち着いたマウンドさばきを披露し、「ゴロを打たせる自分の投球ができました」と納得の表情で振り返った。
投球のほとんどは打者の手元で小さく曲がるカットボール。今年の1月に「何か武器になる変化球を」と中京大中京OBで明大・松島にカットボールの握りを教えてもらった。直球の最速は130キロ中盤。打者を惑わす新球に「最近になって形になってきた」と自信を深めている。
伝統ある中京大中京のエースナンバーは2学年上の高橋宏斗(現中日)、1学年上の畔柳亨丞投手(3年)と世代屈指の好投手が着けてきた。「歴代の先輩はすごい方ばかり。自分は足元にも及ばない」と恐縮。ただ「勝つことが中京の野球」と試合となれば自分の投球に集中するだけだ。高橋源一郎監督(41)は「制球力は山田が一番。(背番号1を)誰が着けてもおかしくないが、2年生ですし期待してます」と理由を説明した。
畔柳からは「気楽に自分を信じて投げ込め」と助言をもらった右腕。「いかに打たせて取れるかが勝負。低めに丁寧に投げ込んでいきたい」と次戦に向けて力を込めた。尊敬する先輩にも負けない結果を残していく。
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