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【中日】大野雄、エースの役目果たす7回1失点も9敗目「勝ちは自分で操作できない部分」下向かず次へ

2021年9月19日 06時00分

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7回裏を終え、厳しい表情でベンチに戻る大野雄

7回裏を終え、厳しい表情でベンチに戻る大野雄

◇18日 阪神1―0中日(甲子園)
 汗を拭いながら、相手に「1」が刻まれたスコアボードに一瞬だけ視線を送った。極上の投手戦で直球勝負のスタイルを貫き、中日・大野雄大投手(32)が7イニング1失点とエースの役目を果たした。それでも、黒星という結果がすべて。悔しさを押し殺し、9敗目を受け入れるしかなかった。
 1球に泣いた。阪神の先発・高橋との左腕対決は、5回まで互いにゼロを刻み毎回奪三振。迎えた6回、1死二塁で糸原に内寄りの直球を引っ張られた。会心の当たりではなかったが、打球はビシエドが目いっぱい伸ばしたミットの先。右翼線を転がる決勝の適時二塁打を許した。
 「一塁が空いてたんで、厳しくいこうとした球だったんですけどね。それをライン際ですけど、ヒットにされたということは…ということです」。振り返って見つかったわずかな甘さだった。
 2つの不慣れな状況を乗り越え、粘りの117球だった。17日が台風接近にともなう中止で2019年以来、自身3度目のスライド登板。さらに2勝目を挙げた5月4日DeNA戦(バンテリンドームナゴヤ)以来、今季2度目のデーゲームでの出番となった。
 言い訳は一切なし。荒天の予報を踏まえ、事前に首脳陣に「スライドで大丈夫です」と直訴。「普段起きるのも、デーでも大丈夫な時間なので」ときっちりコンディションを整えてきた。6回で103球。ベンチからの続投の打診にも即OKした。長期連戦の先陣を任され、1イニングでも多くアウトを稼ぐ最優先のミッションをこなしていった。
 今季最長の自身の連勝は3でストップ。それでも、下を向くことはない。「勝ちは自分で操作できない部分でもありますし、次に向けて調整することが大事。こういうことで、精神的に強くなってる部分もある。慎之介や柳にも伝えている」
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