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【大相撲】照ノ富士、早くも単独トップ 若隆景の両腕を『かんぬき』がっちりときめて6連勝

2021年9月17日 19時55分

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照ノ富士(右)がきめ出しで若隆景を下す

照ノ富士(右)がきめ出しで若隆景を下す

◇17日 大相撲秋場所6日目(両国国技館)
 まさに閂(かんぬき)だった。横綱照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=は若隆景の両腕をがっちりときめると、悠然と前に出てきめ出した。強さを見せつけ6連勝。千代の国が敗れたため、一人横綱が早くも単独トップに立った。
 「落ち着いていこうと思ってました。焦らずという感じで考えていました」
 横綱に対し、誰もが策を練ってくる。若隆景もそうだった。立ち合いから、絶対にまわしを許そうとはしなかった。照ノ富士の手が一度はかかりかけたが、腰を引かれつかめない。逆にもろ差しから攻めようとしてきた。普通なら苦しいが、照ノ富士はこの体勢でも、力を発揮できるのが強みだ。
 相手の両腕を抱え、胸を合わせる。この時点で勝負あり。動けずに顔をゆがめる若隆景に対し、慌てることなくジリジリと攻める。以前なら強引な小手投げを打つこともあったが、今は堅実に前に出る。爆弾といえる膝への負担の少ない形で、嫌な相手を退けた。
 5日目の霧馬山戦は危なげなかったとはいえ、1分を超える相撲。それでも横綱には「普通です」と大きな疲労は残らなかった。日頃の稽古量が違う。この日もいつも通り朝から部屋の稽古場で汗を流した。「いつも通りできることをやっているだけです」と涼しい顔だが、妥協しない姿勢が下地となっている。
 「残りまだ9番残っているので、一日一日集中してやりたいと思ってます」。勝ってかぶとの緒を締めた照ノ富士。ここまで隙はなし。慢心もない。強い強い横綱に死角は見当たらない。

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