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金戸凜が初優勝、祖父母&父母が五輪出場「この2年はつらかったが…」自身もパリ目指す【飛び込み日本選手権】

2021年9月17日 19時29分

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金戸凜

金戸凜

 飛び込みの日本選手権が17日、宇都宮市の日環アリーナで始まった。女子3メートル板飛び込みでは、祖父母、父母に続く五輪出場を目指す金戸凜(18)=セントラルスポーツ=が311・70で初優勝。2024パリ五輪への第一歩を記した。
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 スラッとした体がキリのように水中へ突き刺さっていく。天性の美しい入水は一切乱れなかった。金戸が最終5本目を鮮やかに成功させると、スタンドで見守っていた五輪選手の父・恵太コーチ(54)が雄たけびを上げてガッツポーズ。初の日本一を決めた金戸は、「うれしいというより、びっくり」と笑った。
 得意の高飛び込みで東京五輪を狙っていたが、2019年世界選手権で右肩を負傷し競技人生が暗転。翌20年には手術に踏み切った。「五輪に出られない喪失感はあったけど、手術して腹をくくった」。肩への負担が軽い板飛び込みにも力を入れ、どん底から再出発した。
 現在の肩の状態は「全然大丈夫」と金戸。練習量は手術前と比べても遜色ない。出場がかなわなかった東京五輪はテレビ観戦し、「今のままでは駄目だと思ってまたスイッチが入った」。パリ五輪への思いが強まった。 今後は、高飛び込みと板飛び込みでともに世界を目指す。「この2年はつらかったが、やってきてよかったと思えるようにしたい」。生まれながらの飛び込み選手に、芯が宿った。

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