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ヘルプカード 市協力で作成 線維筋痛症など患者支援で

2021年9月17日 05時00分 (9月17日 10時42分更新)
NPO法人えがおと高岡市が作成したヘルプカード(右)左は同市が配布しているヘルプマーク=同市役所で

NPO法人えがおと高岡市が作成したヘルプカード(右)左は同市が配布しているヘルプマーク=同市役所で

◇高岡のNPO

 線維筋痛症や慢性疲労症候群(CFS)の患者を支援するNPO法人「えがお」(高岡市)は、同市と連携し、線維筋痛症などでヘルプマークを持っている人が援助や配慮を必要とする時に活用できるヘルプカードを作成した。自治体が協力し、カードを作ったのは県内では同市が初めて。
 ヘルプマークは、内部障害などの病気、義足や人工関節の使用、妊娠初期などの人が、援助や配慮などを求めたいことを周囲に知らせるマーク。作成したヘルプカードは緊急連絡先、お願いしたいこと、かかりつけ医や薬などの情報を記入でき、見せるだけで困っている状況を伝えられる。
 カードは線維筋痛症とCFSの各一種類と、病名や症状を書き込む仕様の計三種類。大きさは縦約二十八センチ、横約九センチ。表裏に情報を記入でき、折り畳むと縦が約六センチのカードサイズになる。「家族に連絡してください」などの項目もあり、言葉で状況説明できない場合にも、具体的な助けを周囲に理解してもらえる。
 同法人が取り組んでいるヘルプマーク、ヘルプカードの普及事業の一環で、同市の高岡まこと銀行の補助事業。カードは六百枚作成し、高岡市役所社会福祉課、高岡市民病院、伏木、戸出、中田、福岡の四支所で配布している。高岡まこと銀行ホームページ(HP)からダウンロードし、印刷して使用もできる。
 同法人理事長で、線維筋痛症の鳥井謙祐(けんゆう)さん(48)=富山市=は「しゃべれないような状況でもヘルプカードがあれば、助けてほしいことを周囲に分かってもらえる」と話す。(武田寛史)

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