テーマは『脱・鈴木亜由子』絶対エースが抜けて、インフル発症選手も…11年連続入賞目指す愛知に試練
2020年1月11日 22時42分
◇12日号砲 全国都道府県対抗女子駅伝
第38回全国都道府県対抗女子駅伝大会が12日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点とする9区間42・195キロで行われる。11日は監督会議と開会式があり、オーダーが発表された。連覇が懸かる愛知は、昨年アンカーを務めた東京五輪マラソン代表の鈴木亜由子(28)=日本郵政グループ=が不在。目標に11年連続入賞を掲げ、上位進出を狙う。
テーマは「脱・亜由子」だ。大会連覇が懸かる愛知。昨年までチームを引っ張ってきた鈴木は「去年を一区切り」(米田勝朗監督=名城大監督)として、今回はメンバー入りしなかった。東京五輪マラソン代表の大砲が不在となる中、地力が試されるレースとなる。
「今回は脱・亜由子。亜由子が走らないところで、どれだけの成績を出せるか、です」。米田監督が表情を引き締めた。
チーム状況は決して万全ではない。当初、上り坂がきつい1区を走る予定だった川口(豊田自動織機)が、年末にインフルエンザを発症したため、アンカーの9区に変更。代わって、9区を予定していた荘司(デンソー)を1区に配置する策を取った。ポイントは、5~7区を走る高校生。米田監督は「例年よりやや劣る」と見るだけに、ここでの踏ん張りが上位進出の鍵を握りそうだ。
もちろん、出場する以上は優勝を目指すが、米田監督は「目標は入賞」と言い切った。現実を見据えての設定ながら、それでも達成すれば11年連続となる偉業だ。
荘司は「(鈴木が)いない分、一人一人が力を出し切らないといけない。1区で流れを作りたい」と意気込んだ。亜由子不在でも、愛知の意地を見せる。
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