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越前タテ釣り開幕 同船者に大ビラメ78センチ 福井・茱崎出船

2021年9月16日 05時00分

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1投目に78センチの大ビラメを仕留めた大野さん

1投目に78センチの大ビラメを仕留めた大野さん

  • 1投目に78センチの大ビラメを仕留めた大野さん
  • ワラサはもはやエサトリ状態

 夏が去り、越前の海では秋の訪れを告げるタテ釣りが開幕した。漁港ではエギでアオリイカを狙うルアーマンの姿が見られるなか、私はタテ釣りへの大ビラメの反応を見ようと4日、福井市茱崎(ぐみざき)から乗合船で出た。毎年、シーズン初期には大ビラメの釣果が聞かれるからだ。私は不発だったが、船中3匹のヒラメが舞っていた。
 茱崎漁港の人気船「ディープオーシャン」の船長から、タテ釣りのベイトとなるイワシの群れが大きくなり始めたとの連絡を受け、早速現地に向かった。この釣りはイワシやアジを空針で掛けてから、それを餌に大型魚を狙うため、小魚が掛かってくれないと始まらないのだ。
 港から20分ほどの漁礁周りへ。船長が目をつけていたポイントにはやはりイワシが群れていたようだ。水深70メートル。オモリは100号でスタートした。10号ハリスの仕掛けを選び、思わぬ大物が来た時に備える。ハリスが太すぎると、せっかく掛かったイワシも弱りやすくなってしまうので10号がいい。
 すると、1投目からヒット。無抵抗で上がってきたのは25センチのカサゴだった。同船者もクロソイやマダイを上げており、イワシの群れには幾種類もの魚たちがついているようだ。
 隣の釣り座の大野将義さんは1投目から強烈なアタリ。結構な引き込みを見せて上がってきたのは、何と78センチの大ビラメだった。これを見て私も気合が入る。仕掛けを落とすたびにイワシは掛かるが、次に来たのは60センチのワラサだった。
 ファイトが楽しく、食べてもおいしい魚だが、これを相手にして隣の人とオマツリするなどしてもたつくと、朝の時合いが終わってしまう。しかし、泳ぐスピードの速いワラサの群れに、掛けたイワシたちは次々に襲われた。ヒットしてもワラサのオンパレードが続くなか、朝の時合いは終わってしまった。
 イワシが掛かっても釣れてくる魚がカサゴなどの根魚だと、船長はスパッと移動を決める。違うイワシの群れを追っている魚たちを釣る作戦だ。ポイント移動は5分程度と近距離だが、船長はさらに大きなイワシの群れを捉えた。
 だが、7〜8本針を躍らせ、イワシが時に5匹ほど掛かっても、大物の食いは渋ってイワシだけが元気に上がってくる。潮が動かないのか。イワシがプルプルと躍っている振動だけが穂先に伝わってきた。
 時折、同船者の誰かが何かを釣っても、本命のヒラメは上がらない。食いの悪い時間帯のヒラメは、かじるようなバイトで、なかなかバクッといってくれない。
 辛抱強くイワシを探し続ける船長。仕掛けを落としてイワシを掛け続ける同船者。双方につらい時間が流れるなか、忘れたころに何かがヒット。それがまたワラサだとガッカリで、自分でもぜいたくだとは思う。そんな中、待望のヒットだが、次の瞬間、フッと軽くなる。仕掛けを上げるとハリスから切れていた。サワラの仕業だ。
 この時期のサワラも美味で、何とか持ち帰りたい獲物の一つ。同船者も獲物を狙う目に変わり、サワラを狙い始めた。仕掛けを底から5メートルほど上げてバイトを待つ。
 大野さんが大きなサワラをゲットした。群れが回ってくると、何人かにサワラがヒット。途中でハリスが切れてしまうのは、掛かりどころが悪いから。それはもう運が良いか、悪いかだけだ。私には3ヒットあったが、1匹捕るのが精いっぱいだった。
 もう一つ注目のターゲットはヒラマサ。同船者の中には釣れてくる小物に目もくれず、ひたすら14〜16号ハリスでヒラマサだけを狙っている者もいた。10号ハリスを一瞬でぶっちぎっていく謎の魚は、ヒラマサなのかもしれない。

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