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<さじき席> 霧馬山の攻め、鶴竜直伝

2021年9月16日 05時00分 (9月16日 05時01分更新)
霧馬山(右)が寄り切りで逸ノ城を破る

霧馬山(右)が寄り切りで逸ノ城を破る

 体重206キロの逸ノ城を、140キロの体で寄り切った。大きい体に食らい付き、小さい力士が四つに組んで勝つお手本のような相撲。初日から4連勝とした霧馬山は「一日一番と思って。一日の相撲を考えて(やっている)」。舞い上がることなく、白星を重ねる25歳が頼もしい。
 「ちょっと遅れちゃって」という立ち合い。簡単に相手得意の右四つになってしまう。ただし、自らは左上手を奪い、腰を引いて逸ノ城には上手を許さない。左からの出し投げで崩すと、頭を相手の胸に付けて、右も浅い位置で下手をつかむ。上手を浅く持ち替えて、逸ノ城の下手を窮屈にして無効化。最後は、両まわしをひきつけて重心を浮かせ、巨漢を土俵の外に運んだ。3度目の対戦で、初めて逸ノ城に勝った。
 「まわし取って、頭付けて」。取組後、相撲を振り返って何度も口にした。部屋付きの鶴竜親方から指導されていることだという。横綱鶴竜も、前まわしを奪って頭を付けて攻めるのが得意だった。大銀杏(おおいちょう)が原形をとどめないほど乱れる相撲で勝っていた。「当たってまわし取って、頭付ける。そういうの教えてもらって、考えて」
 元横綱直伝の相撲で、大関貴景勝を含む役力士4...

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