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バブルに沸いた1990年 31年ぶり高値の株価、実感なき現在

2021年9月16日 05時00分 (9月16日 05時01分更新)
バブル経済崩壊後の終値最高値を更新した日経平均株価を示すボード=14日午後、東京都中央区で

バブル経済崩壊後の終値最高値を更新した日経平均株価を示すボード=14日午後、東京都中央区で

  • バブル経済崩壊後の終値最高値を更新した日経平均株価を示すボード=14日午後、東京都中央区で
  • 地上33階建てマンションの建設現場。新築マンション売り出し価格は高騰している=東京都港区で
 株価がバブル崩壊後の最高値を更新し、一九九〇年八月の水準になった。三十一年前、日本は経済成長に浮かれ、人々の財布のひもは緩かった。今、そんな景気の良さを実感している人はほとんどいないだろう。あの時代と、新型コロナウイルス禍の今。日本経済はどう違っているのか。各種の指標を比べてみた。 (中山岳、中沢佳子)
 十四日午前の日経平均株価は一時、三万〇七九五円七八銭まで上がった。史上最高値だった三万八九一五円八七銭(一九八九年十二月二十九日)には及ばないものの、九〇年八月二日以来のバブル後最高値だ。その当時はどんな時代だったのか。
 「お金をもうけて外で遊び、いい車を買って、おいしいものを食べる。分かりやすい派手な暮らしがもてはやされた」。コラムニストの泉麻人さんはこう振り返る。当時、週刊誌に時事コラムを連載していた。
 各地でショッピングモールやレストランが開店したり、テーマパークのアトラクションが新設されたりするなど「ネタに事欠かない時代。マンション価格も上がるのが当たり前だった」。
 戦後、波はあっても日本経済はおおむね右肩上がりだった。泉さんは「バブル崩壊までは多くの人が日本経済は成長を続け...

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