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【中日】笠原「木下(雄)さんのおかげもあるのかな」復活星はこぼれ落ちるも5回1失点に笑み 試合前は「98」ユニホームに願掛け

2021年9月16日 06時00分

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7回表、福が逆転3ランを浴び、ベンチで厳しい表情を見せる笠原

7回表、福が逆転3ランを浴び、ベンチで厳しい表情を見せる笠原

◇15日 中日3―5広島(バンテリンドームナゴヤ)
 復活星がこぼれ落ちた。中日の笠原祥太郎投手(26)が15日の広島戦(バンテリンドームナゴヤ)に今季初登板で先発し5イニング1失点と好投。勝ち投手の権利を得て救援陣に託したが、逆転負けで2年振りの白星はお預けとなった。チームも6連勝を逃した。
 高ぶりを抑えるのに必死だった。「開幕投手はそこまで緊張しなかったんですけど…。きょうは緊張のレベルが違いました」。2019年に大役を務めた左腕。その年に不整脈の手術あり、その後の不振あり。2年1カ月ぶりにマウンドに帰ってきた。
 登板2日前からドキドキが止まらなかった。「何をしていても試合を考えちゃいました」。結果は勝負どころは何とかしのぐピッチング。初回2死一、三塁では、坂倉を一邪飛に仕留めた。3点リードの5回2死一、二塁で正随に右前適時打を許し1失点。続く鈴木誠を申告敬遠。勝利投手の権利まであとアウト一つ。「力を出し切ろうと思いました」。坂倉を左飛に仕留める。
 「自分の投球をしようと思ったんですが、案の定力みました。粘れはしましたけれど、チームに流れを持ってこられませんでした」。安心から体の力が抜ける。ホッとした表情を浮かべた。
 手術した19年は8試合登板で、昨季はプロ4年目で初めて1軍登板なし。久々の登板で力をくれたのは同期入団で、8月3日に亡くなった木下雄介さんだった。
 チーム内でも2人は特別な関係だった。お互いに夫婦連れで、星空を見に行ったこともある。「僕ら夫婦がインドア派なので誘ってくれました」。星空に照らされた景色を見ながら話した野球のこと、将来のこと…。思い出は尽きない。試合前はベンチに掲げられている背番号「98」のユニホームに「お願いします。ピンチになったら助けてください」と願掛けした。
 5イニングを投げて被安打4、自己ワースト与四球6で、何とか失点1。「木下(雄)さんのおかげもあるのかな」と笑みを浮かべた。7回に3番手・福が広島・正随に今季1号となる逆転3ランを浴びて勝利を逃した。連勝は5で止まり、対広島は8勝12敗2分けとなり、3年連続の対戦カード負け越しが決まった。
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