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【北の富士コラム】礼の仕方注意されても反省の色なかった豊昇龍 師匠がしっかり指導し今のうちに直さなければ面倒なことに

2021年9月16日 05時00分

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豊昇龍(手前)を攻める貴景勝

豊昇龍(手前)を攻める貴景勝

◇15日 大相撲秋場所4日目(両国国技館)
 4日目は仕事がないので、いつものようにテレビ観戦。幕内前半の相撲は凡戦が続く。溜席にいた女性はよほど退屈したのだろうか、両目を開けたり閉じたりして懸命に眠気と闘っていたが、ついにコックリと下を向いて眠ってしまった。
 周りのお客さんもマスクで表情は読めませんが、場内と土俵周りに熱気が感じられないのは残念でもあり、心配である。私もボンヤリ観戦するだけだったが、後半に入ってからは相撲が面白くなった。
 前半と比べると、立ち合いの当たりが違ってきた。立ち合いが良いと、自然と相撲に味わいが出てくるらしい。土俵際の攻防も多く見られる。お客さんの反応も全く違ってきて、ぐっすり眠っていた女性のお客さんも上体をシャンと伸ばし、拍手を送っていた。
 宇良の逆転勝ちで一気に盛り上がってきた。やはり相撲はこうでなければ面白くない。弱かった上位陣も奮起する。正代が隆の勝の猛烈な当たりと突き押しで棒立ちになりながらも必死に残し、突き落としで逆転勝ち。内容は良くないが、気迫が出てきた。
 初日は豊昇龍に完全にのまれ、ぶざまな負け方をしたが、悪いながらも3連勝と立ち直りの兆しが見えてきた。この調子で頑張ってほしい。先日述べたように私は「正代の味方」なんですから。
 貴景勝も豊昇龍に大苦戦しながら、やっと初日を出した。押しでならした大関が逆に新鋭の豊昇龍に押しまくられて、やっとの思いで突き落として逆転した。勝つには勝ったが、この先の明かりが見えたかといえばそうとは見えない。この先も苦戦は続くだろう。
 豊昇龍は惜しい負け方だったが、はっきりと力を付けたことを証明するに十分の力強い相撲だった。よほど悔しかったのだろうか、礼の仕方を行司に注意されてやり直したが、反省の色は見せなかった。これは師匠がしっかり指導するべきだ。今のうちに直さなければ、面倒なことになりかねない。
 結びの一番は照ノ富士の一方的な相撲に終わった。もう少し攻め込めると期待していたが、北勝富士の当たりが全く通用しなかった。照ノ富士は十分の左は取れなかったが、それでも前に出ている。おそらく負ける気がしないのではないか。
 御嶽海も良い相撲で1敗を守ったし、明生と琴ノ若の若手同士の一番は激しい一番だった。4日目は後半に良い相撲が続いたので一安心する。
 それでは飯にするか。
 2、3日前にギョーザをいただいているので、水ギョーザの鍋物にしようか。温かいものが欲しくなってきた。それからつい先ほど、友達が銀座の有名デパートのぶどうパンとカレーパンを差し入れてくれた。私はあまりパンは食べる方ではないが、あれば食べる。しかし、カレーの達人の私にカレーパンを持ってくるとはなんたることだ。それでもありがたくいただくことにしよう。では。(元横綱)
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