本文へ移動

滋賀県、全面的に争う姿勢 「呼吸器事件」再審無罪西山さんの国賠訴訟で

2021年9月15日 21時55分 (9月16日 10時30分更新)
 滋賀県東近江市の病院で2003年、患者が死亡した「呼吸器事件」を巡り、服役後に再審無罪となった元看護助手の西山美香さん(41)=同県彦根市=が、国と県に計4300万円の支払いを求めた国家賠償請求訴訟で、県は15日、捜査に違法性はないとして、全面的に争う趣旨の準備書面を提出した。原告側弁護団が明らかにした。
 弁護団によると「患者の死亡に犯罪をうかがわせる異常はなく、病死だった」とする原告側に対し、県は「患者を心肺停止状態に陥らせたのは原告」と主張。再審無罪判決での大津地裁の大西直樹裁判長の「問われるべきは捜査のあり方だ」とする説諭を「承服し難い」とした。
 弁護団は「再審無罪判決が確定した今も、滋賀県警は原告を殺人犯とする姿勢を崩しておらず、強い憤りを覚える」とコメントした。次回の進行協議は16日、大津地裁で開かれる。
おすすめ情報

社会の新着

記事一覧