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スター・ウォーズで夢をつかんだ日本人「あなたも、自分の『ミレニアム・ファルコン』を見つけて!」

2021年9月16日 05時00分

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映画「スター・ウォーズ」CGモデラーの成田昌隆さん

映画「スター・ウォーズ」CGモデラーの成田昌隆さん

◇45歳で脱サラ、渡米しCGのプロになった成田昌隆さん
 45歳で脱サラし、米でCG(コンピューターグラフィックス)を独学。挫折も経験しながら映画「スター・ウォーズ」のスタッフに採用され、代表的な宇宙船「ミレニアム・ファルコン」の製作に携わるなどハリウッドを支えている日本人がいる。専門職CGモデラーで輝く成田昌隆さん(58)が半生をつづった著書「ミレニアム・ファルコンを作った男」(光文社)を出版した。天職を見つけることができたという成田さんの最後の一文は「あなたも、自分の『ミレニアム・ファルコン』を見つけて、乗ってほしい」だ。
 成田さんはジョージ・ルーカス監督がVFX(視覚効果)のため設立した業界最高峰のILM社に所属。デザイン画や彼が思い浮かべた立体画像のアイデアをもとにコンピューター上で部品などを付け加えて宇宙船などの形状を決めるモデリングが仕事。「毎日、仕事を始めるのが待ち切れない」「楽しくてしょうがない」と仕事を心から楽しんでいるのが伝わる。
 彼にも不遇なサラリーマン時代があり、脱サラ後に不安定な時期もあったことも率直に明かす。
 成田さんは1963年、愛知県生まれ。少年時代はプラモデルや映画が好きだった。名古屋大を卒業しNECに入社。残業続きに嫌気がさし、3年ほどで日興證券に転職。米シリコンバレー、後に子会社に出向してニューヨーク勤務に。華やかな経歴に見えるが、人間関係のストレスや世界的な金融不況もあり退職。45歳で関心のあったCGのプロを目指した。
 CG修業や、いかに業界の人脈を広げて自分の望むポジションを得たのかなどが赤裸々に書かれている。先端のSF映画製作の裏側も興味深い。
 成田さんは本紙に「私が歩んだ道のりを忠実に細かく振り返ることで、この人はこんなやり方で夢をかなえたんだと、一つの参考になればうれしいです」と執筆した理由を説明。「これから就職を考える若い人、仕事に悩みを抱えている方、何かに再チャレンジしたいけど踏み出せないと思っている方々にぜひ」とのコメントを寄せた。

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