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内環状線構想を撤回 松本市、まちづくりは歩行者回遊優先

2021年9月16日 05時00分 (9月16日 08時58分更新)
 松本市の臥雲義尚市長は十五日の市議会定例会一般質問で、中心市街地で長年計画してきた四車線の環状道路の整備計画「内環状線構想」を撤回すると明らかにした。唯一未整備となっている内環状東線のルートが城下町などを通る想定だったが、歩行者優先のまちづくりが進むエリアで四車線道路を新たに設けるのは困難と判断した。
 構想は市街地を通過する車の抑制などを目的に、一九八五(昭和六十)年に計画が始まった。国宝松本城南側を東西に通る県道320号などを北線、国道19号を西線、松本駅南側を通過する県道297号を南線とそれぞれ位置付けてきた。
 東線は、都市計画道路の小池浅間線周辺に南北に通す想定で議論してきたが、一帯には城下町特有の街並みが残り、市民や観光客が街歩きを楽しむ中町通り、縄手通りなどを四車線道路で分断すれば、まちづくりにも影響が出るとした。臥雲市長は「(東線は)非現実的であり、昭和の遺物と化した計画は撤回すべきだ」と述べた。
 市は、定例会で審議する予定の次期総合交通戦略案にも、内環状線については「新たな道路整備を行わない」との文言を盛り込んだ。
 ただ、環状線としての機能を維持するため、南線の突き当た...

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