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貴景勝4日目でようやく初日「この必死さだよね、必死さ」八角理事長は『執念』評価【大相撲】

2021年9月15日 19時34分

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貴景勝(左)が突き落としで豊昇龍を下す

貴景勝(左)が突き落としで豊昇龍を下す

◇15日 大相撲秋場所4日目(東京・両国国技館)
 必死だった。なりふり構っていられない。そこには大関らしい落ち着きは見られない。貴景勝(25)=常盤山=から見えたのは、ただ勝ちへの執念。それがなんとか実った。
 4日目にしてようやく出た初日。「毎日、準備してやっているんで。勝たないといけないけど、これ(結果)ばかりは仕方ないこと。毎日、準備することだけ考えています」。淡々と話したように、もちろん手放しで喜べるはずもなかった。
 先場所途中休場の原因となった首の状態が心配されるが、立ち合いは頭からいった。ただ、完全にガツンと当たったわけではない。その後の前へ出る力も本来とはかけ離れ、逆に豊昇龍に押し込まれた。まわしを取られると、小手に振り、なんとか振りほどく。なおも圧力をかけられたが、いなし、最後は突き落としでようやく勝った。
 かど番で初日から3連敗。本来の姿でないのは明らかだった。それでも大関は「(3日間は)別にいつも通りです。振り返るのは千秋楽が終わってからでいいので」と下を向かなかった。次の一番へ向け、集中する。準備する。視線を常に前に向けた。
 八角理事長(元横綱北勝海)は「この必死さだよね、必死さ」と懸命の戦いぶりを評価し「万全ではない。当たりも弱いし重さもない。ただ、だんだん我慢しながら相撲をとれば、重さは出てくる。我慢することが大事。ちょっと光が見えてきた」と続けた。
 試練の場所はまだまだ続く。ただ転機となる可能性はある。「また明日から頑張りたい」。なんとかこの1勝で流れを変えたい。

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