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<さじき席> 琴ノ若 覚醒の予感 勝機つかんだ祖父譲りの押し

2021年9月15日 05時00分 (9月15日 05時01分更新)
琴ノ若(右)が上手出し投げで千代翔馬を下す

琴ノ若(右)が上手出し投げで千代翔馬を下す

 出足がすこぶるいい。体格にも恵まれている。だから、圧力が相手に伝わっている。西前頭3枚目の琴ノ若は、前日に実力者の大栄翔に快勝したのに続き、この日もまわしを取らせたらうるさい千代翔馬に上手出し投げで勝った。期待が膨らむ連勝に「落ち着いて(相撲が)取れている」と胸を張った。
 立ち合いで左から張られたが構わず、おっつけながら前に出た。腰もどっしりしているから、はたかれても落ちない。左上手を奪って逃げる相手をつかまえるとすかさず出し投げを打ち、土俵にはわせた。
 身長188センチ、体重165キロ。右四つに組むことを得意としていたが、新入幕後ははね返されて十両に落ち「四つだけでは上がっていけない。四つになるための押しだったり、逆(の四つ)でも取れるように」と意識するようになった。琴恵光、琴勝峰と部屋での稽古相手には事欠かない。真面目な性格も成長を促し、先場所は12番勝って敢闘賞を獲得。今場所は自己最高位に座っている。
 祖父は「猛牛」と称された元横綱琴桜、父は師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)。同じ二所ノ関一門の尾車親方(元大関琴風)は場所前、「モデルチェンジするチャンス。おじいちゃんのような馬...

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