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タリバン 進む強権統治 実権掌握から1カ月 変化アピールも実態と乖離

2021年9月15日 05時00分 (9月15日 05時01分更新)
 アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンが首都カブールを制圧、実権を掌握してから十五日で一カ月を迎える。暫定政権を発足させ、「戦闘終結」後の混乱収拾を急ぐが、暴力的なデモ制圧や女性の権利制限など強権的な統治姿勢を強めている。
 「先日、銀行口座が凍結された。身元が特定されたので、次は彼らが家にやって来て連行されるのだろうか」。以前、政府関係の仕事に就いていたカブールの男性(47)は、電話取材に不安を語った。
 治安は改善したとも伝えられるが、街中には銃を携えた戦闘員が物々しく警戒。外出は食料や薬の買い出しなど最小限にとどめ、スマホは持ち歩かない。「タリバンは全国民への『恩赦』を宣言していたが、初めから信じてない。状況は悪くなる一方だ」と嘆いた。
 現地メディアによると、タリバンは七日に暫定政権を発表すると、省庁での会議や会見で「厳格なイスラム法(シャリア)に基づく」と称する統治方針を次々に打ち出した。女性の教育は認めたが大学での男女別学を指示し、女性の服装規定を厳格化。宗教教育の拡充を念頭に、高等教育相は「カリキュラムを見直し、シャリアに反する科目は削除される」と述べた。
 タリバン関係者は...

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