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【北の富士コラム】琴ノ若が冷静な相撲で千代翔馬に完勝… 琴桜さんの膝の上で遊んでいた子がずいぶんと成長したものだ

2021年9月15日 05時00分

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琴ノ若(右)が上手出し投げで千代翔馬を破る

琴ノ若(右)が上手出し投げで千代翔馬を破る

◇14日 大相撲秋場所3日目(両国国技館)
 テレビの仕事を終え帰宅すると、夕食の用意ができていました。近所の友人が、気を利かせてくれたのでしょう。まぐろの刺し身、キュウリと春雨の酢の物、ポテトサラダにデザートと完璧です。それに冷蔵庫にはビールがキンキンに冷えているので、原稿は後回しにして、たった今、食べ終えました。
 大満足です。これでテレビでも見て、寝ることができたら、どんなに幸せでしょう。しかし、現実は厳しい。今から原稿に入ります。少しビールが効いて、ほろ酔いです。
 3日目は残念ながら、心に残る熱戦がありません。照ノ富士は隆の勝にうまく立たれて、左上手が取れず、少しだけ手間取りましたが、慌てることなく前に出続けて、寄り切りました。隆の勝は善戦したほうです。しかし、あれが精いっぱいでしょう。3日目の一番を見て、ますます照ノ富士強しの感を強くしました。
 早くも三役陣の全勝力士が照ノ富士1人になってしまいました。私としても、場所が盛り上がるような原稿を書きたいところですが、心にもないことは書けません。しかし、何が起こるのかわからないのが勝負の常です。幸い、まだ3日目。あきらめるのはまだ早い。
 正代が、初日は新鋭の豊昇龍に赤っ恥をかかされましたが、2日目、3日目と少しずつ、良い状態になってきました。貴景勝はお先真っ暗で途中休場も考えられるので、全く頼りになりません。もう正代しかいないのです。4日目からは、私も応援に回ります。どうぞ頑張ってください。頼みます。
 2日目は、詰めを誤って星を落とした御嶽海は3日目、くせ者の豊昇龍を万全の相撲で寄り倒した。元気者の豊昇龍だったが、完敗に終わった。御嶽海は強い時は強い。当たり前の話だが、相撲にムラがあるのが惜しまれる。まだ1敗。しぶとく照ノ富士を追ってほしい。
 2日目に強敵と思われた大栄翔に快勝し、われわれを驚かせた琴ノ若が、うるさい相撲をとる千代翔馬を冷静に見て、完封した。思えば、ずいぶんと成長したものだ。小さいころ、琴桜さんの膝の上で遊んでいた子がこんなにたくましく成長したのだから、桜さんもさぞ喜んでいることだろう。私の孫は女の子ばかりだから、少しだけ、うらやましい気がする。私はゴルフの選手にでもなってもらいたいと思っている。娘たちにも言っている。
 また話が変な方に行ってしまった。字を書いているうちに、少し目がまわっている。どうやら酔いがまわっているみたい。コロナ禍でしばらく酒は飲んでいないので、すっかり酒も弱くなってしまった。
 ところで、宇良が3連敗となった。原因は少し仕切りが遠すぎる。もっと近くに仕切って、密着する相撲をとるべきだと私は思う。まあ、そのうちに何とかなるだろう。まるで植木等さんの歌のようだが、とにかく考えすぎるのが良くない。ウイー、本当に酔ってきた。もう1本だけ飲んで寝ます。(元横綱)
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