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「重度に劣悪な環境」獣医師が独自調査 動物愛護法違反容疑の業者

2021年9月15日 05時00分 (9月15日 15時46分更新)
独自の調査結果を説明する奥原獣医師=松本市役所で

独自の調査結果を説明する奥原獣医師=松本市役所で

 劣悪な環境で犬を飼育していたとして、松本署などが動物愛護法違反の疑いで、松本市内の繁殖業者の複数の飼育施設を家宅捜索した問題で、市保健所などへ情報提供した動物病院を経営する獣医師の奥原淳さん(57)らが十四日、市役所で会見し、独自に調査した施設の実態などを説明した。
 奥原さんは六月、この業者の元従業員から情報提供を受けて調査したことを明らかにした。元従業員は、ある飼育施設では水道がなく、飼育数に対する従業員の人数が少ないことや、積み重ねられたケージで尿は垂れ流し状態となっていたことなど「重度に劣悪な環境」で犬が飼育されていたと話したという。こうした調査を踏まえ、七月に松本署と松本市保健所に情報提供したとした。
 飼育されていた犬は、一部は市保健所などが引き取った。奥原さんによると、ほかの大部分は民間団体などを通じて埼玉県内の動物愛護団体に移された。奥原さんは「市が最後まで面倒を見ると言っていたのに残念」と指摘。その上で「県と市には一匹の行方まで分かる詳細な報告をしてほしい」と求めた。
 同席した県動物愛護会の降籏弘雄副会長(75)は「劣悪な環境に置かれていた犬が、少しは幸せな状況になった...

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