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湖北の営み撮り続け半世紀 長浜の吉田さん、膨大なフィルムをデータ化

2021年9月15日 05時00分 (9月15日 05時00分更新)
 湖北地域に暮らす人々や自然の営みを半世紀以上にわたって写真に撮り続ける長浜市国友町の吉田一郎さん(79)が、過去の地域の画像を保存、活用する「湖北アーカイブ研究所」を自宅に設立した。自身や仲間らが撮りためた膨大な写真をデジタル化し、誰でも画像を通じて、地域の変遷を知ることができる仕組みづくりを目指す。 (伊東浩一)

地元の写真の保存に向けて仲間と「湖北アーカイブ研究所」を設立した吉田さん=長浜市国友町で

「アーカイブ研究所」設立 変遷の写真保存活用へ

 吉田さんは元長浜市職員で一九六〇年代後半から、休みの日などに地域に出掛けては写真を撮ってきた。当時は高度経済成長期。この地域でも生活様式の都市化や伝統的習俗の消滅などが進んでおり、「今のうちに写真に残しておかなければ」との思いに駆られたという。その後、市の広報担当時代に知り合った新聞記者から「湖北の現在を記録することは貴重な歴史資料になるよ」と助言を受け、思いは一層強くなった。

あぜにハンノキが並ぶ田園風景=長浜市内で、1970年代後半、吉田さん提供

 今ではほとんど見かけなくなったが、あぜにはざ掛け用のハンノキが並び、「平地林」を形成していた往時の田園風景をはじめ、丹生ダム計画によって集団移住を余儀なくされた高時川源流にある七集落の移転前の暮らしぶり、五穀豊穣(ほうじょう)を願う「オコナイ」、雨乞い...

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