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小松の魅力 映像発信へ 日本遺産と伝統芸能 融合

2021年9月15日 05時00分 (9月15日 10時51分更新)
海を背景に演舞する尾上右近さん(右)と安宅町宮獅子保存会の会員=小松市の安宅海岸で

海を背景に演舞する尾上右近さん(右)と安宅町宮獅子保存会の会員=小松市の安宅海岸で

安宅で歌舞伎・尾上右近さん獅子舞

 日本の各地域に根付く文化と伝統芸能のプロが共演する映像などで、地域の魅力を国内外に発信するプロジェクト「NOBODY KNOWS」の撮影が、小松市内であった。安宅海岸では、日本遺産の構成文化財である安宅まつりの獅子舞を、地元の保存会と歌舞伎俳優の尾上右近さんが勇壮に披露した。 (井上京佳)
 プロジェクトは日本芸能実演家団体協議会が企画。金沢市の映像作家森崎和宏さんが監督を務め、小松市の日本遺産「石の文化」と「北前船寄港地」を題材に映像を制作する。撮影は八月末から始まり、那谷寺と安宅住吉神社、安宅海岸を舞台に尾上さんと胡弓(こきゅう)の木場大輔さん、笛の藤舎推峰さん、邦楽囃子(ばやし)の望月左太助さんが、音楽や舞踊で情感豊かに表現した。
 十二日に撮影があった安宅海岸では、安宅町宮獅子保存会の会員に棒振りを教わり、尾上さんがりりしく演舞。会員二人も獅子の歯を打ち鳴らして勇ましく舞った。尾上さんは「手のさばき方が難しかったが、貴重な経験だった。勧進帳ゆかりの地で深い縁を感じた」と語った。振り付けを担当した日本舞踊家花柳源九郎さんは「小松の空気感を感じながら撮影できた。地元や全国の方に見てもらいたい」と話した。
 映像は十一月十三、十四の両日、市内で開かれる「日本遺産サミット」で、上映される。動画投稿サイト「ユーチューブ」でも公開する予定。

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