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【ボクシング】矢吹正道、絶対王者・寺地拳四朗の撃破へ「勝つ自信はあります」 延期経て22日タイトルマッチ

2021年9月14日 20時20分

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加藤博昭トレーナー(左)相手にミット打ちする矢吹正道(緑ジム提供)

加藤博昭トレーナー(左)相手にミット打ちする矢吹正道(緑ジム提供)

 22日に行われるボクシングのWBCライトフライ級タイトルマッチ(京都市体育館)で、同級王者の寺地拳四朗(29)=BMB=に挑戦する同級1位の矢吹正道(29)=緑=が14日、名古屋市緑区の緑ジムでの練習をオンラインで公開した。当初は10日に試合をする予定だったが、寺地の新型コロナウイルス感染で延期。ただ、“けがの功名”で不足していたスパーリングもできたそうで、絶対王者撃破に自信を見せた。
   ◇   ◇
 決戦まで残り10日を切り、調整は最終段階。あとは疲れを取り、体重を合わせるのみ。シャドーやミットで汗を流した矢吹は「コンディションはいいです。勝つ自信はあります」とあふれんばかりの手応えを口にした。
 世界戦が延期となったことで、不足気味だったというスパーリングを十分にこなせた。試合前には計100ラウンド近くこなすボクサーも多いが、矢吹は以前から70ラウンドほど。今回は相手がなかなか見つからず、60ラウンドしかできていなかった。それが、延びた期間で20ラウンドほどをこなせた。
 数はもちろん、質にもこだわった。世界戦が決まってからは自ら頼み、元世界3階級制覇王者の田中恒成(畑中)ともスパーリングを行った。タイプは違えど「世界レベルを肌で感じることができた」と言う。田中からは「世界チャンピオンになってください。終わったらご飯おごらせてください」とうれしい激励エールも送られた。
 他にも、大阪の井岡ジムに出向き、元日本スーパーフライ級王者で世界ランカーの石田匠とも拳を交えた。横浜の大橋ジムへも出稽古に出向いた。強い王者に勝つため、高いレベルを求めた。
 相手にコロナ感染というアクシデントがあったが、きっちり調整してくると想定している。なにせ、矢吹も日本タイトル戦の1週間前に39度の発熱で苦しんだことがあった。試合の2週間前に腰を痛め、1週間動けなかったにもかかわらず試合に臨んだこともある。それでも勝った。拳四朗は必ず仕上げてくる。気を引き締め、ベルトを取りにいく。
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 緑ジムの松尾敏郎会長は「飯田や戸高より上だと思いますよ」と自らが育て上げた2人の世界王者の名を出し、矢吹を評価した。飯田が3度目、戸高が2度目の挑戦でベルトを巻いたが「今回は1回で取ると信じてます」と豪語した。
 同会長は矢吹の練習時間は、ジム内に入れる人数を試合が近い選手など必要最小限にするなど感染対策にも抜かりはない。矢吹もこれまでは名古屋市内の自宅からバスを乗り継ぎ1時間かけてジムへ来ていたが、今は車で通っている。
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 矢吹はWBO世界フライ級王者で2度目の防衛を果たした中谷潤人のことを問われると「悔しい部分はある」と口にした。中谷には2016年に全日本新人王決定戦で判定で敗れ、プロ初黒星を喫している。同じ三重県出身で米国で防衛戦に勝利するまでになった男を「彼は強い相手に勝ってきているし、妥当と思いますね」と言いつつも以前から意識している。

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