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金沢市観光会館

2021年9月14日 05時00分 (9月14日 10時06分更新)
【写真番号2021091401】建設中の金沢市観光会館(現金沢歌劇座)周辺=1961年6月、本社ヘリ「まなづる」から

【写真番号2021091401】建設中の金沢市観光会館(現金沢歌劇座)周辺=1961年6月、本社ヘリ「まなづる」から

経済成長 舞台幕開け

 坂本九の「上を向いて歩こう」がヒットし、特撮映画「モスラ」が公開された一九六一年。高度経済成長の波に乗り各地でインフラ整備が進む中、金沢でも新しいシンボルが誕生しようとしていた。
 市内中心部の官庁街で建設が進められていた市観光会館。当時の本紙によると、土井登市長が「産業、観光の画期的向上発展に貢献する」として造った。
 開館は六二年五月。地下一階、地上五階の鉄筋コンクリート造で、補助席を含め二千三百三十五席の大ホールは、北陸一の規模と設備を誇り、東京・帝劇と肩を並べる間口二十二メートル超の舞台が自慢だった。
 深いひさしと柱の直線的な構造が特徴の白い建物は、地元出身の建築家谷口吉郎の監修。総工費は約五億二千七百万円に上ったが、町会や県人会、商工会議所からの寄付金で約二割をまかなった。
 数度の改修を経て現在の歌劇座に名前を変えたのは二〇〇七年。完成から半世紀がたった今も学校行事やコンサートなどで市民に親しまれている。(鈴木弘)
  • 空から-あの頃ふるさとは

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