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2回接種後「ブレークスルー感染」 県内46人、重症化ゼロ 

2021年9月14日 05時00分 (9月14日 10時22分更新)

 ワクチンに効果 県、早期接種呼び掛け

 新型コロナウイルスワクチンを二回接種後、二週間が経過して陽性が判明する「ブレークスルー感染」は、県内で集計を始めた七月二十日から九月十三日までに四十六人いたことが、県への取材で分かった。ただ重症化した例はなく、県はワクチン効果があるとして早期接種を呼び掛けている。 (山本洋児)
 県によると、県内の感染「第五波」が始まった七月二十日から九月十三日までの感染者は千四百三十九人。ブレークスルー感染は全体の3・2%だった。
 年代別では、六十五歳以上が三十人(65・2%)と最多。続いて三十代が五人(10・9%)、五十代が四人(8・7%)、四十代が三人(6・5%)、二十代と六十〜六十四歳が各二人(4・3%)と続いた。
 一回接種後、二週間が経過していたのは五十九人(4・1%)。未接種と一回接種後二週間未満は計千三百三十四人(92・7%)だった。二回接種を終えても家庭や病院など、一緒に長時間過ごす場合は全国で感染例が出ている。
 県の担当者は「少なくとも重症化を回避できる効果は、必ず確認できている。ワクチンの効果と、抗体量が減ることは一致しない」と説明。早期の接種が重要としている。二回接種していた感染者はほとんどが軽症で、二週間で退院できているという。
 ワクチン接種は三月から、医療従事者らを対象に始まった。続いて六十五歳以上の高齢者が優先され、県内は七月中におおむね完了した。六十四歳以下の接種希望者について、県は十月中の完了を目指している。

 ブレークスルー感染 感染症のワクチン接種完了後、陽性となる事例。ウイルスがワクチン接種で得られた免疫を「突破」するという意味からつくられた言葉。英語のつづりは「BREAKTHROUGH(突破) INFECTION(感染)」。「ブレークスルー」自体は、障壁を突破するという意味から「打開」や「躍進」など前向きな表現で使われることが多い。 (共同)


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