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琴ノ若「自信になる」父と祖父から受け継いだ「四つ」と「押し」武器に自己最高位で初白星【大相撲】

2021年9月13日 20時05分

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大栄翔を攻める琴ノ若(左)

大栄翔を攻める琴ノ若(左)

◇13日 大相撲秋場所(両国国技館)
 自己最高位の西前頭3枚目、琴ノ若(23)=佐渡ケ嶽=は大栄翔を破り初日を出した。
 父と祖父から受け継いだものがある。自己最高位に番付を上げた琴ノ若が「四つ」と「押し」の二刀流を武器に初の上位戦に挑んでいる。
 本来の型は父で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)から受け継いだ左四つ。一方で母方の祖父は頭からぶちかまし、猛牛の異名をとった元横綱琴桜。四つ相撲だけじゃない。琴ノ若は押しでもやれることを証明してみせた。
 初場所を突き押し相撲で制した大栄翔を、逆に押し返すと最後は突き出し。「自信になると思います。押し負けずにいい相撲が取れたので」。一気に番付を上げたこの場所でも、若さあふれる相撲を披露する。
 幕内に昇進したころから押しを意識し始めたという。「幕下以下のころはどちらかというと四つになる方にこだわっていた。上に上がるにつれて簡単に自分の形にならせてくれませんし、四つだけじゃ上がっていけないと思って。四つになるための押しだったり、四つになるまでの過程というか、離れて取ることも必要になってくると思いますし、あまり一つにとらわれ過ぎず、柔軟にいけたら」。そうは言っても簡単なことではない。できてしまうのは父と祖父から受け継いだDNAがあるからだろう。
 尾車事業部長(元大関琴風)が場所前に琴ノ若への期待を込めてこう話していた。「今場所はやはり、モデルチェンジするチャンスというか、おじいちゃんに似るような馬力で上位陣を驚かせるような、今までの相撲では勝てないところを自分の中でしっかり目覚めさせて、馬力ある思い切った相撲を取ってもらいたい」。そしてこう続けた。「彗星(すいせい)のように、横綱まで突っ走ってくれる若手を期待しているので、今場所はその足がかりになるような相撲を期待している」と。さらなる上昇へ足踏みはしない。

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