本文へ移動

【カーリング女子】大逆転代表に涙止まらぬロコ・ソラーレ 藤沢五月は「一人じゃ絶対にできなかった。本当にみんながいてよかった」

2021年9月13日 06時00分

このエントリーをはてなブックマークに追加
カーリング女子日本代表決定戦第5戦。日本代表に決まり、喜ぶロコ・ソラーレの(右から)藤沢五月、吉田夕梨花、石崎琴美、鈴木夕湖、吉田知那美(代表撮影)

カーリング女子日本代表決定戦第5戦。日本代表に決まり、喜ぶロコ・ソラーレの(右から)藤沢五月、吉田夕梨花、石崎琴美、鈴木夕湖、吉田知那美(代表撮影)

 カーリング女子の2022年冬季北京五輪出場権(3枠)を争う最終予選(オランダ)進出を懸けた日本代表決定戦(5回戦制・3戦先勝)は12日、北海道・稚内市みどりスポーツパークで最終第5戦を行い、18年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレが8―6で制して対戦成績を3勝2敗とし、21年日本選手権覇者の北海道銀行を逆転で破った。ロコ・ソラーレは連敗からの3連勝。“崖っぷち”からの大逆転劇で五輪連続出場への挑戦権を手にした。
   ◇   ◇
 試合中は笑顔を絶やさなかったロコ・ソラーレの選手は、勝利を手にすると涙が止まらなかった。第10エンド、円中央に石をとどめる最後のドローショットを決めた藤沢五月(30)は、同じような展開で最後のドローショットを決められずに負けた第2戦目を振り返り、涙交じりに語った。
 「(最後に投げる)スキップとして一番責任のあるショットで負けてしまったので、この最後の試合で絶対に決めたいと思って、決めて勝てたのが一番うれしかった。一人じゃ絶対にできなかった。本当にみんながいてよかった」
 チームは2連敗後、第3戦までの1時間余りの間にコーチ、トレーナーらチームスタッフ全員が顔をそろえて意見をぶつけ合った。第2戦までは大きなミスもなく、チャンスもたくさんつくれている。でも勝ちにつながらないのはなぜか、と。
 対戦相手の北海道銀行でメンタルコーチを務めるプロ野球・日本ハムなどで指導した白井一幸さんの「全ての結果を受け入れる」という言葉も参考に、セカンド鈴木夕湖(29)が「80歳となっても絶対に忘れない出来事」と称した熱のこもった“セッション”は終わった。導き出した答えは「運がなかった。運が味方してくれないなら、自分たちで運命を変えるしかない」「格好つけずに自分たちらしく喜怒哀楽を100%出そう」―。
 連敗からのスタートで「らしさを思い出した」とは藤沢。第3戦からショットが成功すればみんなで喜び、時には心理戦の競技には似合わないようなガッツポーズも見せた。最終第5戦は序盤で主導権を握りながらも北海道銀行の粘りに苦しんだが、振り切った。
 「(競技中)ずっと怖かった」とサード吉田知那美(30)。ロコ・ソラーレのメンバーは、負ければ五輪の道が断たれる恐怖をみんなで分かち合いつつ励まし合いながら、後がない危機的状況を乗り越えた。

関連キーワード

おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ