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【大相撲】新横綱・照ノ富士が圧倒的な強さで白星発進 ”不動心”そのものの落ち着き見せる

2021年9月12日 19時58分

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逸ノ城を下し勝ち名乗りを受ける照ノ富士

逸ノ城を下し勝ち名乗りを受ける照ノ富士

◇12日 大相撲秋場所初日(東京・両国国技館)
 鋭く、力強い踏み込み。立ち合いで横綱照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=は右を差し、左上手をつかんだ。間髪置かずに前に進む。巨漢の逸ノ城(28)=湊=に抵抗すらほとんどさせない。まさに横綱相撲。圧倒的な強さを見せつけるように、一気に寄り切った。
 「(勝てて)よかったです。日頃からやってきたことを信じて、一生懸命やるだけのことなので」。取り組み後も落ち着いたもの。新横綱としての最初の一番だったが、これまでと違う重圧、緊張感など「特にないですね」と断言。横綱昇進の際の口上で述べた『不動心』は揺らぐはずもなかった。
 観客を前にしての初の土俵入りも、相撲同様に堂々としたものだった。露払いに照強、太刀持ちに宝富士を従えて現れると、不知火型の土俵入りを披露した。時間にして1分48秒。「思ったより雰囲気に慣れなかった」と振り返ったが、力強くどっしりとゆったりとした姿に、観衆からは大きな拍手が送られた。
 八角理事長(元横綱北勝海)は新横綱の初日について「いい踏み込みもできましたし、右四つになれたし。左がいいところを取れましたよね。初日に勝ったということで、2日目からまた普通に取れるでしょうね」と評価。土俵入りについても「落ち着いてますよね。堂々としてますよね」と満足顔を浮かべた。藤島審判長(元大関武双山)も「まさに横綱相撲。新横綱と思えない落ち着きがあった」とうなった。
 一時は大関から序二段まで転落しながら上り詰めた。横綱の地位の重みに関して、照ノ富士は「やっぱり責任を持って土俵上からやらないといけない。できることをやって頑張るしかない」と口元を引き締めた。白鵬不在のため、いきなり一人横綱として大きな責任まで背負うこととなった今場所。「精いっぱいやっていきたいと思います」。圧倒的な存在感からは既に風格すら漂っている。

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