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動物と共生、環境保全伝える 土岐・三尾さん、ニホンカモシカ観察記出版へ

2021年9月12日 05時00分 (9月12日 10時53分更新)
出来上がった本を紹介する三尾さん=土岐市土岐ケ丘で

出来上がった本を紹介する三尾さん=土岐市土岐ケ丘で

  • 出来上がった本を紹介する三尾さん=土岐市土岐ケ丘で
  • 今回出版する本(中)とこれまでに自費出版した2冊
 土岐市の自然保護活動家三尾和広さん(72)が、岐阜、長野県境に位置する裏木曽の山中で出合ったニホンカモシカの生涯を描いた「我が友 野生のクラック−あるニホンカモシカの記録」を、十月に文芸社(東京都新宿区)から出版する。約四十年前に自費出版した本を加筆、修正した。三尾さんは「裏木曽の豊かな自然を知ってもらうとともに、動物との共生という環境問題を考えるきっかけにしてほしい」と思いを語った。 (脇阪憲)
 中津川市付知町の出身。三尾さんは十歳のとき、木材運搬用の森林鉄道に乗せてもらい、裏木曽の山へ足を踏み入れた。そこで見たのが岩の上からじっとこちらを見つめてくる一頭のニホンカモシカ。「寒立ち」と呼ばれるその神々しい立ち姿に大きな感動を覚えたという。さらには山々の雄大な自然にも魅了され、それからは何度も山に入った。
 著書では、こうして頻繁に山を訪れた昭和四十年代末〜五十年代前半に遭遇した動植物の観察記をつづった。中心となるのは「クラック」と名付けたニホンカモシカを約七年にわたって定期的に記録した物語。出合いからキツネや野犬など他の動物たちとの争いによる命懸けの日々などを克明に描いた。
 最終盤で...

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