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投手3冠が視野!中日柳9勝目にも表情硬く チームのためにイニング稼ぐ信念「打線にも助けられ中継ぎにも迷惑かけた。申し訳ない」

2021年9月12日 06時00分

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9勝目を挙げた中日柳

9勝目を挙げた中日柳

◇11日 巨人4―5中日(東京ドーム)
 首脳陣の動きで投手交代を察知した柳が、ベンチを見据えたままマウンドから後ずさりした。松原に自身の後半戦初被弾となる2ランを浴び、6回途中で降板。チームのためにもっとイニングを稼ぎたかったから、見せたリアクションだった。最優先のミッションを果たせず、3戦ぶりの白星となる9勝目にも表情は硬かった。
 5イニング1/3で112球。2失点で粘ったが、「連戦中ですし、長いイニングをと思っていたけど…」と振り返った。「打線にも助けられましたし、中継ぎのピッチャーにも迷惑かけてしまった。今日は申し訳ないと思います」。並べた言葉は、反省のオンパレードだった。
 この日は9連戦の折り返し。救援陣を休ませたい。お手本は10日の大野雄だった。大量リードを生かし、テンポ良くストライク先攻。7イニング1失点で白星をつかんだ投球に続きたかった。
 直球は最速148キロと威力十分だった一方、3四球と制球は万全にほど遠く、球数がかさんだ。そんな中でも、防御率と奪三振のリーグ2冠の意地で、要所はきっちり締めた。10日に大野雄から特大の一発を放った本塁打、打点2冠の岡本和は無安打。変化球勝負で主砲に仕事をさせなかった。
 2点を先制してもらった初回は、2死一塁で岡本和と対峙(たいじ)した。一発だけはNGの場面で「その状況でベストなボールを、バッテリーで選べた」と徹底して低めを突き、最後はボールになるスライダーで空振り三振。以降の打席も走者を置いて迎えたが、3回はチェンジアップで中飛、5回はカットボールで遊ゴロに仕留めた。
 バットでの貢献が光ったのは、前夜の大野雄と同じだった。2回2死の第1打席、巨人の先発・メルセデスから右前打を放ち、渡辺の3ランを呼び込んだ。結果的に試合を決める一打をお膳立て。「試合の中で得点に僕も絡めたのは、良かったんじゃないかなと思います」と少しだけ安堵(あんど)感をにじませた。
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