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5本打たれやっと京田が1本…収支は合わせてほしい『先頭打者本塁打』昨季はゼロの中日、ご無沙汰となる“必然”

2021年9月11日 11時13分

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1回表無死、右中間に先頭打者本塁打を放つ中日・京田=10日

1回表無死、右中間に先頭打者本塁打を放つ中日・京田=10日

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って ◇10日 巨人1―10中日(東京ドーム)
 3秒で1点。息をのみ、頬をつねる。京田、ごめん。ウソだと思ったわけではないのだが、さっそうと4つのベースを踏む彼の姿を受け入れるのに、少し時間がかかってしまった。
 先頭打者本塁打。なんて甘美な響き。しかし、京田に限らず、ドラゴンズには無縁だった。何せ2019年4月23日の平田以来。1試合4発(昨年8月19日以来)より、2桁得点(同9月23日以来)よりもご無沙汰だったのだ。
 つまり、昨季はゼロ。そんなチームは中日と日本ハムだけだった。今季はその日本ハムが3本も打っており、オリックスと中日だけが取り残されていた。阪神・近本は4本も打っている。よーいドンの1点。いきなりのパンチ。ついに打った。
 そんな日だから書く。なぜ打てないのかは誰でもわかる。そういう打者が1番にいないから。かといって京田や大島の長打力不足を責めたいのではない。以前に書いたが、高橋周が苦しむと、中日はとたんに5番の人選に四苦八苦する。3番にも困り、大島を回した。中軸で悩むのに、1番に本塁打を求めるのは無理というものだ。
 歴代最多は福本豊(阪急)の43本。球団最多は高木守道の16本だ。各球場の広さも違う。この域に達するのは難しいにしても、中日とオリックスは打っていないだけでなく、そろって両リーグ最多の5本を打たれている。表も裏も同じ条件で試合しているのだから、やはり収支は合わせてほしい。
 「きょうはホームランだったけど、後半戦に入ってアグレッシブなスイングをできていた。追い込まれても粘り強くなってきたし、広角に打てるようになってきた」
 打線を勢いづけた京田の号砲に、与田監督も破顔した。「初」と「ぶり」が飛び交った大勝。次の先頭打者弾は、小さな「ぶり」で済みますように…。

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