前本2度目地元周年制覇・宮島GⅠ「宮島チャンピオンカップ」優勝戦
2021年9月11日 05時00分
広島県・宮島ボートの開設67周年記念GⅠ「宮島チャンピオンカップ」は10日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の前本泰和(49)=広島=がインからコンマ12のトップSで逃げを決め、この大会2回目、GⅠは2018年2月・第61回中国地区選手権以来となる通算6回目の優勝。賞金1000万円を獲得して、同ランクはレース前から順位を2つ上げ4位に浮上した。2着は辻栄蔵で広島支部ワンツー、3着には大峯豊が入った。
これが通算128回目の優勝となる前本でも、緊張感でいっぱいだった。「地元だしFは切れない。練習からSが全然入らず、相当気を使った」と振り返る。それでも本番はコンマ12のトップS。プレッシャーから解放され、ゴール前はガッツポーズも見せた。
良機とは言えない13号機が相棒。いつもの圧倒的な行き足にはならなかったが「ペラを微調整して、準優よりかなりスムーズになっていた」と、最大限の仕上げは施した。59周年はF艇が出て6号艇からのV。今回は予選首位からの完勝で、広島のエースが誰かを強烈にアピールした。これで今年の獲得賞金ランクは4位に浮上。「自分的には出来過ぎだと思うけど、まだSGもあるし気を抜かずに」と、グランプリはトライアル2ndスタートとなる6位以内を見据えて駆け抜ける。
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