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【中日】「天の声」に驚き思わずニヤリ…京田「言われた通りにしたら…」福留の助言で描いた2本目の放物線

2021年9月11日 06時00分

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1回表無死、京田が右中間に先頭打者本塁打を放つ。投手高橋、捕手岸田

1回表無死、京田が右中間に先頭打者本塁打を放つ。投手高橋、捕手岸田

◇10日 巨人1―10中日(東京ドーム)
 中日の京田陽太内野手(27)が10日の巨人戦(東京ドーム)で意外な長打力を発揮した。1回に高橋から初球先頭打者本塁打を放つと、2点リードの5回には再び高橋から2ランと、ともに自身初の先頭打者本塁打&1試合マルチ本塁打をマーク。勢いに乗った打線が今季最多の1試合4本塁打を放てば、エースの大野雄大投手(32)も危なげない投球で6勝目。10―1と大勝し、一夜で最下位から抜け出した。
 感情を抑えられない。京田が自身初の1試合2発をマーク。「やっぱり、バレていましたか」。2発目を放った直後の5回裏。攻守交代で守備に就いてもニヤニヤをこらえるのに必死だった。
 照れ笑いで済んだのは、プレーボール直後。初球だった。「バンテリンでは入っていない。ラッキーですし、たまたまです」。巨人の先発・高橋の142キロの速球を右中間席へはじき返した。先頭打者弾は自身初。初球に絞ると、チームでは2019年4月23日の広島戦(マツダ)で平田が放って以来、2年ぶりだった。
 「天の声」に驚き、笑顔がはちきれたのは5回1死一塁。2号ソロ、三振で迎えた第3打席。事前に福留へ「次はどうするべきですか?」とコソッと尋ねた。攻められ方のセオリーを伝えられた。「言われた通りにしたら本塁打になっちゃいました。福留さんにゴマするために言うわけじゃないんですけど…。やっぱりすごい先輩です」。肩口から入ってくるスライダーをドンビシャのタイミングで捉え、右翼席中段へたたきこんだ。
 悔しさに支配されたシーズンが、少しだけ和らぐ放物線だった。名球会員にアドバイスを求める行為は、誰にでも許されている。だが、実践し、結果に結び付けられるかどうかは個々の能力次第。打撃不振で熟睡できなかった春季沖縄キャンプの日々も、プロ5年目で初めて2軍生活を送るつらさも、多少は報われた。
 選手会長の先制弾で勢いに乗ったチームは今季初の2桁得点をマーク。福田の6号ソロと木下拓の9号2ランも飛び出した。1試合4本塁打は昨年8月19日のヤクルト戦(神宮)以来。最下位を一夜で脱出した。
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