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島田の荒茶工場 「持続的な生産」認証取得

2021年9月11日 05時00分 (9月11日 05時02分更新)
金属検出機を前に認証への取り組みを説明する岡村一広社長=島田市の「グリームみなみ」で

金属検出機を前に認証への取り組みを説明する岡村一広社長=島田市の「グリームみなみ」で

 島田市南原の荒茶工場「グリームみなみ」(岡村一広社長、十四戸)が、適正な農業をしていると第三者が認証する世界基準の「グローバルGAP(ギャップ)」を取得した。県内の荒茶工場で、この認証を現在得ているのは、同社のみ。
 同社は茶栽培面積が一八・五ヘクタール。県内では中規模な工場で、生葉を一度に百二十キロ弱投入できる。急須で入れる茶葉向けの荒茶に加工、県内各地の問屋に販売している。
 この認証制度は食品安全と労働環境、環境保全に配慮した「持続的な生産活動」をするため、具体的な取り組みを工場内に掲示。作業記録を丹念に付けて達成していく。チェック項目は二百五十に上る。
 この五年、工場では金属検出機をステンレスも感知する高精度にしたり、細かい目の網戸に変えたりと設備も強化。生葉を持ち込む十四戸の農家が、ルールを読んで意識を高めてきた。
 県内の荒茶工場はこの十数年、取引価格が下がって生き残りを掛けた競争が続く。こうした中、工場や牧之原台地で生産されるお茶の魅力を高めたいと取り組んだ。
 岡村社長は「皆から意見が出るようになり、全体の士気が高まった」と手応えを感じ、「先行投資の取り組みで今後、若い人たちが入りたいという会社にしたい」と意気込む。 (松本利幸)

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