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大わらじで厄よけ神事 三重・志摩の波切神社

2021年9月10日 05時01分 (9月10日 09時09分更新)
 巨大なわらじを海に流し、海上安全や厄よけを願う県無形民俗文化財「わらじ祭り」が九日、志摩市大王町の波切神社周辺であった。新型コロナウイルス感染拡大防止のため二年連続で集客はせず、地元関係者が神事のみを行った。
 海を荒らし、若い女性をさらう巨人を追い払おうと海に大わらじを流し、「村にはもっと大きい巨人がいる」と思い込ませた伝説に基づく祭りで、三百年以上の歴史があるとされる。例年、神社周辺には飲食の屋台が出るほか、花火大会もあり、約一万五千人の集客があった。

波打ち際に大わらじを運ぶ男衆=志摩市大王町で

 今年は約五十人が境内に参集しおはらいを受けた。漁業関係者らが手作りした畳一畳ほどの大わらじを男衆がかつぎ、浜へ移動。女性が祝い唄を響かせた後、波打ち際まで運んだ。
 神社の坂中信介宮守(49)は「いつも通りではないが、途切れずに続けるのが大事」と話し、町自治会連合会の松井源紀(もとき)会長(73)は「来年は多くの人に楽しんでほしい」と願った。
 (阿部竹虎)

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