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<ニッポン女政考>「蓮舫になれ、は無理難題」政治家には誰でもなれる 蓮舫さんインタビュー詳報

2021年9月15日 09時00分 (9月15日 11時05分更新)

蓮舫(れんほう) 1967年、東京都生まれ。立憲民主党代表代行。2004年7月に参院議員に初当選。

参院議員の蓮舫さん(事務所提供)

 法律が改正されても、政党の自助努力というのは現段階では変わっておらず、非常に残念です。まず、現職に圧倒的に男性が多い。例えば衆議院の小選挙区制度の席は一つしかないので、男性に立っていただいて、女性を座らせることはできません。政党が「席が空いた時に必ず女性を座らせるんだ」という意識を持つことがとても大事。今期を限りにご勇退を明言しておられる自民党の方々がいますが、その後も(候補者に)男性が選ばれています。
 「政治家になってやりたいことがある」という思いはあったとしても、実際に手を挙げる女性が極めて少ないのが現状です。政党代表を務め、今の政党でも幹部として、さまざまな女性を説得してきました。最終的に手を挙げていただけない原因は、ご家族です。語弊があるかもしれませんが、男性候補者の場合は、惜敗しても「よくやった。もう一回頑張れ」という反応があります。一方、女性候補者は「だから言ったじゃないか」という反応が極めて多いんですね。「もう一回頑張れ」という理解が、最も理解してもらいたい身近な人たちから、なかなか得られない。非常に大きなハードルだと思っています。
 女性の国会議員といったら、私や辻元清美さんのような、特別に強い人たちの特殊領域だと思われているんですね。「そうじゃないんだ」と、どうやってお伝えしていけばいいか、極めてこれも難しい。子ども、女性、身近な環境などの問題で、政治を一歩ずつ前に進めるために、政府と与野党の了解を積み重ねている女性議員もたくさんいます。私たちみたいな人たちがやる世界なんだと思われていることが、非常に残念です。
 出馬の時、パートナーの協力も、家族の賛同も得られました。当時子どもは7歳の双子でしたが、「頑張れ」と言ってくれました。パートナーはフリーランス、実母とも同居していて三世帯同居という、極めて恵まれた環境。子育ては誰かにお願いできるし、遅くなっても誰かがフォローしてくれる。東京選挙区ですから自宅と職場が近いという、すごく恵まれた環境。だから「私みたいになれ」というのは、実は無理難題を押しつけていると思っています。...

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