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五輪延期「聞いていた通り」…3月入り広告代理店奔走、政治は1カ月でゆるやか転換

2020年3月25日 20時21分

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2月18日、米国の五輪組織委員会トップと話すトランプ米大統領。このころは新型コロナウイルスの欧米拡大は深刻ではなかった

2月18日、米国の五輪組織委員会トップと話すトランプ米大統領。このころは新型コロナウイルスの欧米拡大は深刻ではなかった

 新型コロナウイルスの感染拡大で、7月24日開幕の当初予定から1年程度の開催延期が決まった東京五輪。広告代理店関係者は「聞いていた通り」。大イベントの開催時期がようやく決まり安堵の表情をだ。
 広告関係者によると、業界で具体的な延期の話が聞こえてきたのは3月17日前後。3月に入った段階で、大手広告代理店が国内の五輪大口スポンサーに聞き取りし、調整に入っていたという。「早くから動いていたんでしょう」。23日の安倍晋三首相の延期容認の報に「その通りになったと思いました」。

 この代理店関係者によると、五輪期間中に、イベントを打つ公式スポンサー以外の企業もあったが、見送りとなったという。「コロナは災害のようなもの。誰の瑕疵(かし)でもない。五輪はまずはアメリカがどうなるかなんでしょうね」とため息をつく。
 コロナによる五輪開催の是非については、2月25日に国際オリンピック委員会(IOC)委員のディック・パウンド氏が言及。26日、安倍首相は「予定通り開催」と述べており、延期が取り沙汰されてから1カ月ほど経過したことになる。
 世界保健機関(WHO)のパンデミック(世界的大流行)表明を受け、3月12日、日本の組織委員会は「7月開催」とコメントしたが、12日(日本時間13日)、トランプ米大統領は「1年延期した方がよい」と表明。16日の先進七カ国(G7)テレビ会議後、安倍首相は「完全な型で実施する支持を得た」と述べ、「完全な形」の意味をあいまいにしていたが、21日、トランプ大統領が「(安倍首相が)近く判断する。来年延期を含めた選択肢がある」と言及した。
 IOCは22日、延期検討を発表。安倍首相が延期容認を表明したのは23日。方向性のゆるやかな転向は五輪開催に吉と出るか、凶と出るかー。

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