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柔道66キロ級「阿部一二三VS丸山城志郎」超異例のワンマッチ五輪代表決定戦浮上…全日本選手権延期で無観客1試合のみが現実味

2020年3月27日 20時33分

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昨年の柔道グランドスラム大阪大会でで丸山城志郎(左)を破り、優勝した阿部一二三

昨年の柔道グランドスラム大阪大会でで丸山城志郎(左)を破り、優勝した阿部一二三

 全日本柔道連盟(全柔連)は27日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、東京五輪最終選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権(4月4、5日・福岡)を延期すると発表した。男女14階級の中で東京五輪代表が唯一決まっていない男子66キロ級の丸山城志郎(26)=ミキハウス=と阿部一二三(22)=日体大=の頂上決戦も流れた。体重別は開催のめどが立たず、丸山と一二三による異例のワンマッチで早期に代表を決めるプランも浮上した。
 全柔連は東京都の外出自粛要請を受けて急きょ電話で対応を協議し、延期を決めた。中里壮也専務理事は「選手やコーチら400人が大会のために福岡へ移動する。自粛要請が出ている中でそれはどうなのか」と説明。無観客での強行予定から、大会1週間前に方針を転換した。
 宙に浮いたのは丸山と一二三の新旧世界王者による男子66キロ級の代表争いだ。男子の井上康生監督は体重別で勝った方が代表に選出されるとの見方を示していたが、延期後の開催日は6~9月で、新型コロナウイルスの状況次第で変わる。場所も決まっていない。
 代わりに関係者から浮上しているのが、「ワンマッチ」案だ。無観客で1試合のみの開催なら、限られた感染対策で試合ができる。選考に向けた緊張状態を丸山と一二三に強いる期間も短くでき、14人の五輪代表が出そろうことで強化の計画も立てやすくなる。
 全柔連は五輪の1年延期を受けた代表選考について、4月中旬の常務理事会で協議。決定済みの13人を含めて選考が白紙に戻る可能性はゼロではない。その場合ワンマッチプランも日の目を見ないが、他競技では決定済みの代表について1年後の出場資格も保証される流れ。事実上の金メダル争奪戦が現実味を帯びている。丸山は「あらためて決められた選考会に100%の自分で臨めるように、これからも日々やるべき稽古、トレーニングに取り組む」とのコメントを発表した。

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