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消えぬ「トーチ」、くすぶる異論 名古屋の小中高禁止も学童は継続

2021年9月9日 05時00分 (9月9日 05時01分更新)
ある学童保育所が安全を考慮して導入したライト付きのトーチ(手前)=名古屋市千種区内で

ある学童保育所が安全を考慮して導入したライト付きのトーチ(手前)=名古屋市千種区内で

  • ある学童保育所が安全を考慮して導入したライト付きのトーチ(手前)=名古屋市千種区内で
 キャンプファイアで子どもが火を付けた棒を回す演舞「トーチトワリング(トーチ)」が、名古屋市の一部の学童保育所で続いている。市内の中学校では二〇一九年に大やけどする事故があり、市教委は学校では一律禁止としたが、学童保育所は所管外。保護者からは「危険なのでは」との声も出ている。 (森若奈、梶山佑)
 「トーチは子どもたちのあこがれ。二年前に事故があったことも伝えているが、子どもたちは『頑張って練習する』と言っていた」
 トーチを続ける市内の学童保育の指導員はこう話す。この学童保育所では火を付ける前の練習時間を十分に確保し、本番は燃えやすい化学繊維の服を禁止。火を付ける時は保護者も見守るなど、安全策に力を入れてきたという。
 トーチは、愛知県の学校や学童保育所のキャンプファイアで約四十年続いてきた夏の風物詩。金属棒の先に灯油を含んだタオルを巻き付け、火を付けて回す。一般的に小学校の高学年から参加でき、迫力ある演技が子どもたちを魅了してきた。一方で岐阜、三重、長野、福井、滋賀五県の教委は取材に「県内では聞いたことがない」と説明する。
 名古屋市では一九年、守山区の中学校で演舞中の男子生徒が右腕などを...

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