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川井梨紗子らレスリング五輪代表は維持…メダル量産へ一時活動休止し2カ月後から長期強化プランへ

2020年4月2日 20時45分

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川井梨紗子

川井梨紗子

 2021年に延期となった東京五輪のレスリング代表選考に関して、日本レスリング協会は延期前に決まっていた8人の出場権を維持する方針を固めた。西口茂樹強化本部長(54)が2日に明かした。協会は2カ月間の代表活動の休止も決定。新型コロナウイルス問題や代表争いで疲弊した心身を休ませ、1年後の夏へ仕切り直す。

 1年後のメダル量産へ、レスリングの強化ビジョンが見えてきた。西口強化本部長によると、延期決定後に役員らが内定済みの女子57キロ級の川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)ら8人の出場権を維持する方針を確認。各強化委員にも意見を求めたが、異論は出なかった。西口強化本部長は「2年先なら話は違っただろうが、1年では。変えようがない」と話した。

 前提となる昨年の世界選手権で日本が獲得した8つの国別出場枠に関しては、世界レスリング連合(UWW)は2021年もそのまま認める方向。中断されている各大陸予選に関しても、近く新たな日程が示される。20年夏に向けて進められてきた選考プロセスが踏襲されそうだ。
 8人の出場権の維持は、6月の理事会で正式に承認される見通し。国別枠がない階級で、アジア予選に派遣を予定している女子50キロ級の須崎優衣(早大)ら10人の顔ぶれも変えない。選考レースで脱落した五輪4連覇の伊調馨(ALSOK)らの敗者復活の道は閉ざされることになる。
 元々強化サイドからは、早期に代表を決め長期的なプランで五輪へ備えたいとの希望があった。選考を白紙に戻せば、ウイルスの状況次第で五輪直前まで代表争いが続く可能性があった。競争よりも、現時点での最強メンバーの底上げ。前例のない非常事態で一つの道を選ぶ。

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