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[ホッケー]日本代表の永井姉妹 コロナ禍に苦しむ武者修行先のスペイン思い、再会心待ち

2020年4月21日 10時55分

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2014年、スペイン1部のレアルソシエダでプレーした日本代表で姉の永井友理

2014年、スペイン1部のレアルソシエダでプレーした日本代表で姉の永井友理

  • 2014年、スペイン1部のレアルソシエダでプレーした日本代表で姉の永井友理
  • スペイン、オランダで武者修行した日本代表、妹の永井葉月

◇2020から2021 東京再挑戦

 東京五輪で史上初のメダル獲得が期待されるホッケー女子代表のFW永井友理(27)とMF葉月(25)=いずれもソニーHC=の姉妹が電話取材に応じた。2人は新型コロナウイルスで1万人以上の死者が出ているスペインへ武者修行に出た経験がある。日本以上のコロナ禍に苦しむ戦友を思いやり、五輪での再会を心待ちにした。
 世界中に広がるウイルスの脅威を永井姉妹は肌で感じている。友理は2014年秋からスペイン1部のレアルソシエダで1年半プレー。妹の葉月もスペイン、オランダで腕を磨いた。特にスペインは世界で最もコロナ被害に苦しむ国の一つ。2人はかつてのチームメートと連絡を取り合った。
 友理は「『大丈夫?』『五輪が延期になったことをどう思う?』と聞いてきた。向こうは私たち以上に大変だと思うのに」と心配。葉月も「スペインでは外出を制限されるような生活がずっと続いている。医療体制はどうなっているのだろう」と旧友を思いやった。
 永井姉妹は16年リオデジャネイロ五輪にそろって出場。18年アジア大会では初優勝の原動力となった。今や代表に欠かせない2人。その土台をつくったのが、欧州での武者修行だった。
 友理は「スペインに渡ったときは不安だったけど、フレンドリーに接してくれた。ドリブルが好きな国で、パスを簡単にはくれない。鍛えられた」と昔を思い起こす。
 スペインを足掛かりに世界トップのオランダでもプレーした葉月は「最初は体の大きい相手にボールを取られたりした。間合いやトレーニングを意識し、プレーの幅が広がった」と言う。
 2人にとって東京五輪は集大成の舞台。友理は「延期が決まったときは心がからっぽになった」と語る。今は外での練習ができないが、所属するソニーのチームメートに呼び掛け、テレビ会議システムを利用した合同トレーニングをするなどしている。
 五輪には開催国枠の日本に加え、スペインもオランダも出場が決定済み。葉月は「五輪で会うのが楽しみ」。コロナ禍を乗り越え、世界のホッケー仲間と雌雄を決する日を待つ。
 ▼永井友理(ながい・ゆり) 1992(平成4)年5月26日生まれ、岐阜県各務原市出身の27歳。155センチ、53キロ。岐阜各務野高、東海学院短大出。運動量に優れたFWで、2012年に代表に初選出。16年リオデジャネイロ五輪にも出場した。
 ▼永井葉月(ながい・はづき) 1994(平成6)年8月15日生まれ、岐阜県各務原市出身の25歳。152センチ、55キロ。岐阜各務野高出。戦術眼とテクニックを兼ね備えたゲームメーカー。16年リオデジャネイロ五輪出場後は、海外でもプレー。

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