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元中日の阿知羅拓馬さん柔道整復師を目指しながら大学生を指導「自分も故障経験がある。いろいろなスポーツの人を救えるようになりたい」

2021年9月7日 17時22分

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名院大野球部の外部コーチを務める元中日の阿知羅拓馬さん

名院大野球部の外部コーチを務める元中日の阿知羅拓馬さん

 昨シーズン限りで現役に別れを告げた元中日の投手、阿知羅拓馬さん(28)が愛知大学野球リーグ2部・名院大の外部コーチを務めている。柔道整復師を目指し名古屋市の東海医療科学専門学校に通っているが、土、日の週2回を基本に指導。「投手をプロに送り出したい」と指導者としても奮闘している。
 学生たちのひたむきな姿に、阿知羅さんは胸打たれた。「最初はそんな貪欲な子はいないと思っていたんです。でも見たら、一生懸命な子ばかり。心動かされたというか、それに応えたい」。週2回の指導だが、熱心に取り組んでいる。
 昨年、戦力外通告を受けると、複数の大学から職員として専任コーチのオファーが届いた。ただ、「指導する知識がない」と断った。そんな中、現役時代から親交があった名院大監督で中日OBの金田進さんからは、外部コーチという形で誘いがあった。
 スポーツ選手としての経験を生かすため、阿知羅さんは柔道整復師を目指し、専門学校に通うと決めていた。外部コーチなら両立可能。「教えながら勉強し、体の使い方も現場で学ばせてもらえる」と引き受けた。
 一方で専門学校では「基礎の基礎を学んでいる」段階。解剖学や生理学に頭を悩ませつつも、「これまで勉強は全くしてこなかったに近いですから、めっちゃ楽しいです」と笑う。卒業まで3年間。「そんなに甘くないですが、自分も故障経験がある。いろいろなスポーツの人を救えるようになりたい」と思い描く。
 コーチ業は専門学校卒業まで続けたい意向。「光るものがある子がたくさんいます。チームが1部に上がってほしいのももちろんある。3年間で選手がプロや社会人など上の舞台でやれるよう力になりたい」。そう意気込む阿知羅さんの目は輝いていた。
 ▼阿知羅拓馬(あちら・たくま) 1992(平成4)年11月20日生まれ、宮崎県出身の28歳。右投げ右打ち。大垣日大高からJR東日本をへて、2013年ドラフト4位で中日入り。190センチの長身を生かした本格派として期待された。19年5月5日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)でプロ初勝利を挙げたが、白星はその1勝のみ。プロ通算では24試合に登板(先発8)し1勝4敗の防御率4.84。昨年オフに戦力外通告を受け、現役引退した。

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